自動運転の進展と新モデルの未来!テスラ2025年第2四半期決算説明会まとめ

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Credit:Tesla
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2025年第2四半期の決算説明会を見逃した方や、その概要を知りたい方のために、以下にその内容をまとめました。

テスラのXポストから投資家向け資料、そしてさらに重要な、決算発表中に開催されたテスラのQ&Aセッションまで、包括的に網羅しています。驚くべきことに、テスラは今回ウェブキャストをほぼ時間通りに開始しました。この決算発表では、HW3(ハードウェア3)アップグレードからFSD監視無しまで、テスラユーザーが抱えていた多くの疑問に対する回答が数多く紹介されました。

財務状況

テスラの収益は、以下の要因により、前年同期比12%減少しました。

  • 車両の納入台数の減少
  • 規制クレジット収益の減少
  • 車両の販売価格(ASP)の低下
  • ASPの低下によるエネルギー収益の減少

テスラのサービス部門の収益は、前年同期比17%増加しました。また、テスラの1株当たり利益(GAAP)は、前四半期の0.12ドルから0.33ドルに増加しましたが、昨年の0.4ドルからは減少しました。自動車事業の売上高は前年同期比16%減少し、総売上高は前年同期比12%減少し、総利益は前年同期比15%減少しましたが、テスラは当四半期も1億4,600万ドルのフリーキャッシュフローを計上しました。

FSD監修型および監視無し

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テスラは中国でFSDを展開していますが、現在は最新型のHW4(ハードウェア4)に限定されていますので、規制当局の承認を待って、中国でのFSD監修型(HW3)のより広範なリリースに向けて準備を続けています。また、テスラは、規制当局の承認を待って、欧州でFSD監修型を発売する準備を進めています。

  • 欧州ではまだ承認が得られていませんが、FSDが承認されれば、テスラ車の販売台数は大幅に増加すると予想されます。
  • オランダがテスラの目先の課題であり、テスラはEUにさらに承認を求める前に、同国の承認を取得する予定です。
  • 承認は順調に進んでおり、イーロン・マスクCEOは、今年末までに、あるいは早ければ今四半期末にも承認が下りるだろうと確信しています。
  • テスラは最近、欧州でFSDオプションの無償での新車への移行サービスを開始しました。

無人自動運転での納車

今四半期、テスラは、モデルYが高速道路を含む30分の距離を自動運転で走行し、顧客に車両を納車しました。そこに至るまでには多大な努力と時間を要しましたが、これは初めての成果です。そしてテスラは、今年末までにベイエリアとオースティンで自動運転による納車を開始する予定です。

FSDの進化

テスラはFSDの能力向上のため、ギガファクトリー・テキサスのコーテックス(スーパーコンピュータ)でAIトレーニングの計算能力を67,000基のNVidia社製H100相当に拡大しました。そして、テスラはロボタクシーサービスのエリア拡大に関して引き続き慎重な姿勢を維持していますが、サービスエリアと車両数はまもなく飛躍的に増加する見通しです。

加えてテスラは、今後数週間以内にFSDの監督を緩和する予定です。

この実現は、安全に関する要件が問題となっています。一般的に人々は、オートパイロットを解除して自分で運転したり、運転中に携帯電話を使用したりするため、FSDをアクティブにしておくよりも安全性が低下しています。また、FSD監視無しのソフトウェアは、FSDロボタクシーのソフトウェアビルドよりも数ヶ月遅れて一般顧客にリリースされる予定です。これは、オースティンでこれまで一部の人々が体験してきたものと同様、運転体験に大きな変化をもたらす改善となります。

自動運転は自動車販売の重要な推進要因となっています。

  • 今後、FSDは大幅な改善が施されパラメータ数は現在の約10倍に増加
  • これはメモリ帯域幅の制約により困難な課題ですが、テスラは自信を持っている
  • このアップデートは明らかにHW4限定となる
  • ここ数ヶ月、北米でのFSD採用率が大幅に上昇
  • V12以降、FSDの採用率は約25%
  • FSDを試すことができるテスラのオーナーの50%近くは、まだ全く試したことが無い状況
  • FSDについてより多くの人に知ってもらい、そのメリットを理解してもらうため、今後はもっと積極的に教育と試用を推進する予定

ロボタクシー

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https://x.com/TerrapinTerpene

テスラはテキサス州オースティンでロボタクシーネットワークを開始し、すでにサービスエリアを1回拡大しており、今後も拡大を続けていきます。また、ロボタクシーはこれまでのところ順調で、顧客も体験に満足しているとのことです。そして現時点では、安全上重大な事故は発生していません。

エリアの拡大

最初の拡大は完了しており、さらに10倍の事業エリア拡大が間もなく予定されています。

  • テスラは、規制当局の認可が取得でき次第、助手席に座っている安全運転手の同乗をやめる予定
  • そして「数週間以内」にサービスエリアを再度拡大する予定
  • ベイエリア、フロリダ、アリゾナ、その他多くの地域でのサービス開始に関する規制当局の認可取得を目指している
  • 規制当局の認可を待って、年末までに米国の人口の半分が自動運転の配車サービスを利用できるようにすることを目指している
  • ロボタクシーの走行距離はすでに7,000マイルに達してるが、車両数はまだごくわずか
  • 2026年末までにテスラの財務に大きく貢献する予定

テスラの検証用車両は走行中にエリアのマッピングを行っていません。新しいFSDビルドの新しいイテレーションを迅速にテストし、その動作を確認しています。つまり、テスラはエリアを「マッピング」する必要がなく、新しいビルドをテストして迅速に次の段階に進むだけでよいということです。

ロボタクシーネットワークに個人所有の車両が参加

テスラは、まだすべてをスケールアップするために作業を進めており、そのペースはかなり前倒しになっています。とはいえ、個人所有のテスラ車がロボタクシーになるのは直近ではなく、おそらく来年中になると思われます。その際テスラは、個人所有の車両をロボタクシーに追加する資格があるかどうかを判断するための基準をいくつか設定する予定とのことです。

監視なしのFSD

こちらの方はロボタクシーと違って特定の地域においては、今年末までに個人使用が可能になる予定です。安全面での懸念はありますが、年末までに米国のいくつかの都市でエンドユーザーに提供開始予定とのことです。実際にロボタクシーのモデルYに搭載されているハードウェアは、現在顧客に納車されている車両に搭載されているハードウェアと同じです。つまり、ソフトウェアのアップグレードだけで完全自動運転に対応可能ということになります。

新型モデルY

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モデルYは、RWD仕様では米国で45,000ドルから販売されている、テスラで最も手頃な価格の車両のひとつです。また、トルコ、スイス、オーストリア、その他いくつかの国で最も売れている車となっています。そのモデルYは、昨年は僅差でトヨタカローラに敗れたものの、2025年には最も売れる車になるかもしれません。今年始められた新しいモデルYの生産拡大は、今四半期にとって大きな一歩でした。

  • 新モデルYは、利益率と販売台数に大きな影響を与え、前四半期比で大きな差が生じた
  • 北米での試乗は、前四半期比20%増加
  • テスラは、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポールで過去最高の販売台数を達成
  • テスラは、インドでモデルYを発売し、第2四半期に販売を開始、第3四半期に納車を開始予定

手頃な価格の車

テスラは、2025年に発売予定の新しい車の計画は、2025年上半期に手頃な価格のモデルの初期生産を含め、予定通り進んでいます。

  • テスラは、2025年上半期に低価格モデル(モデルQまたはモデル2)の生産を既に開始した
  • ただ、この車の生産は遅れており、EVクレジットの削減と新車への工場の切り替えに重点が置かれているため、生産の立ち上がりは予想よりも遅くなり、大量生産は次の四半期になる見通し
  • この手頃な価格の車はFSDに対応予定
  • まずは北米で発売が開始され、テスラは引き続きこの開発に全力を尽くしている
  • この廉価版テスラは2025年第4四半期に発売される見通し

サイバーキャブ

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テスラが、去年の10月に発表したハンドルもペダルもない2人乗りのロボタクシー専用車両であるサイバーキャブに関しても言及がありました。

  • サイバーキャブの生産は2026年に開始される予定
  • サイバーキャブの生産について、アンボクスド手法を採用する予定
  • この車は驚異的なハンドリングやコーナリングなどを追求したものではない
  • 手頃な価格で安全なロボタクシーネットワークを構築することが目的のクルマ
  • つまり、より効率的で軽量、そして快適な乗り心地を実現するように設計
  • サイバーキャブの1マイルあたりのコストは、既存の車両よりも大幅に低下

ハードウェアの進化

テスラは、HW3(ハードウェア3)搭載車についてどうするかを決定する前に、AI4(HW4)でのFSD監視なしの完成を目指しています。

  • 少なくとも2026年まではハードウェアのアップグレード(AI5の展開)はない
  • AI5は来年予定されており、AI6はさらに先の将来的な計画
  • AI5の量産は2026年後半か2027年初頭になる予定
  • AI5は非常にパワフルで、輸出制限要件を大幅に上回る性能を発揮
  • そのため、中国などの国々に輸出するには、チップの性能を意図的に低下させる必要がある

また、テスラは、Dojoスーパーコンピューターへの搭載チップを自社の車に搭載されているチップと同等のものにしたいと考えています。例えば、1台の車に2つのAI6チップ、Dojoには100個以上のAI6チップを搭載する予定です。Dojo2は2026年までに、H100相当の約10万台規模で稼働する予定です。

オプティマス

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第3世代

オプティマスGen3(第3世代)が間もなく登場し、デザインが大幅に刷新される予定です。

  • オプティマスGen3は、最終的には量産型のデザイン
  • テスラは、まだオプティマスの再設計とプロトタイプ製作を続けており、2025年末までに最終的なプロトタイプを完成させる予定
  • 2026年に量産を開始し、2030年から2031年までに年間100万台の生産を目指す
  • イーロンは、このオプティマスCen3を依然として史上最大の製品と捉えている

このオプティマスGen3は完全にテスラ社内の垂直統合モデルで設計されており、モーターからパワーエレクトロニクス、センサー、機械要素など、各部品は社内で設計されていますまた、ニューラルネットワークを使用してオプティマスの手足やセンサーの使用を訓練することは困難ですが、自動車にも同じ原理が適用されます。

つまり、テスラが自動車のFSDの訓練に使用しているAI推論の原理は、オプティマスFSDと同じです。テスラは、現実世界のAI分野では依然としてトップの座にあり、同じことを行っている競争相手は他に存在しませんし、グーグルやウェイモ、その他のどの企業よりも優れています。

推論効率とインテリジェンス

必要なパラメータをすべて備えていても、そのモデルが実際のマシンで実行できなければ意味がありません。

  • テスラは、ハードウェアあたりのインテリジェンス密度が最も高い
  • 例えば、Grok4は非常にインテリジェントですが、テラバイト規模のモデルであり、FSDの実世界での使用とは比較にならない
  • オプティマスGen3は、今年後半に開催される株主総会で正式に発表予定

エネルギー事業

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バッテリー製造と需要

2025年に北米でリチウム精製およびカソード生産を開始し、バッテリーの主要生産を米国に移管する予定です。

  • テスラは2025年末までに米国でLFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーセルの生産を開始
  • 特に系統電源規模の電力貯蔵(定置用蓄電池)の場合、バッテリーの需要の規模を十分に理解している人は少ない

エネルギー事業

  • 5四半期連続で家庭用蓄電池パワーウォールの設置台数が過去最高を記録
  • エネルギー事業の粗利益は8億4600万ドルとなり、四半期および前年同期比で増加
  • 大型定置用蓄電池であるメガパックは、新工場の立ち上げが進んでいるため、メガ上海から展開を開始

トランプ大統領の相互関税の問題にもかかわらず、エネルギー事業は引き続き好調に成長しています。バッテリーを系統電源に追加することで、米国のグリッド(系統電力網)に大きな影響を与える可能性があります。エネルギー事業の規模が大きいため、四半期ごとの出荷量は大きく変動する傾向があり、メガパックの顧客は、メガパック製品がエネルギーグリッドに与える影響が非常に大きいため、トランプ関税を容認している状況です。

その他

テスラは、成長のために自動車およびエネルギー部門の拡大に向けた慎重な投資に注力していますが、マクロ経済環境が今後の障害となる可能性があります。テスラは、製品ロードマップ、事業拡大、研究開発に必要な資金は十分に確保しています。また、ハードウェア関連の利益とともに、AI、ソフトウェア、および法人契約ベースの利益も加速すると予想しています。そして、現実世界でのAI活用により、テスラは世界一の企業価値を誇る企業となるでしょう。

OBBB(One Big Beautifl Bill)

四半期末までに米国インフレ抑制法のEVクレジット(7500ドルの補助金)が廃止されると、販売台数に影響が出ると考えられます。

  • テスラは、顧客が自動車を購入できるよう、できるだけ早く自動車を生産していますが、この四半期は自動車供給不足のため、実施中のインセンティブの一部を撤回する可能性
  • テスラは、第3四半期は自動車の9月末までの納車を保証できない可能性
  • テスラは規制クレジットを事業計画に組み込んでいないが、今後は規制クレジット削減の影響により、収益が減少する見込み
  • 関税によるコストは既に2億米ドル程度増加し、その約3分の2は自動車関連、残りはエネルギー関連
  • 最大の影響は、今後数四半期に発生する
  • 不確実な規制環境の中で、利益率と関税の影響を管理するために取り組んでいる
  • OBBB(トランプ大統領が進める減税法案)により、第3四半期に需要の変動を見込んでいる
  • 将来はAIにあるので、需要の変動に直面しても、今後数四半期は研究開発収入の成長を継続

その他

  • 2025年第2四半期に2,900以上の新しいスーパーチャージャーストールを追加し、急速充電ネットワークは前年比18%成長
  • 先日オープンしたハリウッドのテスラダイナーは大ヒットし、世界中から注目されています。今後も世界各地に建設していく予定
  • 株主は、テスラがxAIに投資することを求める株主提案を推進することを歓迎
  • 新しいマスタープランが間もなく登場し、果然自動運転前段階から自動運転後の段階への移行に対処する予定
  • イーロン・マスクCEOは依然として自身のテスラ株の所有割合について懸念しており、次回の株主総会でこの問題が取り上げられることを望んでおり、また彼は特定の株主によってテスラ社を追放されるような立場にならないことを望んでいる

決算説明会

以下のリンクから、2025年第2四半期の全内容を聴くことができます。4分45秒から開始されます。

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