テスラ・エナジーは2024年にエネルギー貯蔵の展開と利益率で複数の記録を更新し、同社は最近の収益報告会で明らかにしたように、系統電源用のメガパック・バッテリー製造の新たな工場を建設する計画も立てています。
新しいメガファクトリー計画中
先週1月29日水曜日、テスラは2024年第4四半期の収益報告会を開催し、中国・上海に最近2つ目の工場を完成させたのに続き、メガパックの生産のための3つ目のメガファクトリーの建設計画を発表しました。このニュースはCEOのイーロン・マスク氏によってシェアされましたが、テスラが今後建設予定の工場の場所については明らかにされていません。
「現在、(米国メガファクトリー工場に続き)上海で2番目の工場が稼働を開始しており、これに続けて3番目の工場を計画中です」
上記のようにマスク氏は語りました。
今四半期に上海での生産を開始するのに加え、テスラは過去数年にわたり米国カリフォルニア州ラスロップ工場でもメガパックの生産を拡大しており、最終的には両工場で年間1万個のメガパックを量産することを目指しています。
少し補足すると、テスラは2022年にラスロップ工場を建設し、11月に1万台目のメガパックを生産しました。
テスラ・エナジーは2024年成長拡大
テスラはメガパックに加え、世界中の国々で家庭用バッテリー「パワーウォール」を販売しており、この2つの製品を合わせると、第4四半期および2024年全体で過去最高の導入実績を達成しました。第4四半期だけで、テスラは11ギガワット時のエネルギー貯蔵を導入し、前年比で244%の増加となりました。
2024年全体では、テスラは合計31.4GWhのエネルギー貯蔵を展開し、前年比で114%増加しました。第3四半期までに、テスラは記録的な第4四半期と通年業績を前にして、すでに2023年のエネルギー貯蔵展開を上回っていました。
テスラのエネルギー展開は2024年を通して増加傾向にあり、メガパックとパワーウォールがこれまで以上に多く出荷されていることが分かります。これは、それぞれ第1四半期、第2四半期、第3四半期に4.1GWh、9.4GWh、6.9GWhが出荷されたことからも明らかです。
これらを合わせると、第4四半期の同社のエネルギー部門の粗利益は過去最高を記録しました。特に生産量が引き続き増加したことで、ラスロップ・メガファクトリーのコスト削減につながりました。また、同社は次世代パワウォール3を複数の市場で継続的に展開していることをアピールしており、この展開は今年に入っても継続すると見られています。


テスラの2024年第4四半期および通年シェアホルダー・デッキ(株主用説明資料)は、こちらでご覧いただけます。また、同社の通年収益報告会は以下でご視聴いただけます。
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