テスラがパイロットプログラム終了後にロボタクシープラットフォームへのサイバーキャブ導入を準備しているようです。
ロボタクシー構想とサイバーキャブ
テスラは、テキサス州のギガファクトリーに部品類が積み上げられる中、ロボタクシーの運用に向けたサイバーキャブの準備を進めているようです。
テスラは、テキサス州オースティンでのパイロットプログラム開始後に、ロボタクシーのプラットフォームをサイバーキャブに引き継ぐ準備を進めているようです。
ドローンが捉えた「製造準備」の現場
この件は、オースティンの敷地内に何百ものサイバーキャブの鋳造部品が積み上げられていることを発見したジョー・テグトマイヤー氏が、テキサス州のギガファクトリーから撮影した新しいドローン映像に基づいて報じられたものです。
サイバーキャブは、昨年 10 月に発表されたテスラの専用ロボタクシー車両です。座席は 2 席のみと最小限に抑えられ、完全自動運転システムにより、乗客を A から B まで、人間とのやり取りや車内の操作を一切必要とせずに送迎することを目的としています。
6月開始のパイロット運行と今後の展望
テスラは 6 月、テキサス州で初のロボタクシーの運行を開始する予定です。オースティンとサンフランシスコのベイエリアでは、従業員がすでに 1,500 回以上の乗車と 15,000 マイル以上の自動運転(ただし、監視型)を体験していますが、テスラは 6 月に限定的に無人運転のロボタクシーの運行を開始する予定です。

しかし、この最初のパイロットプログラムは、おそらく FSD の監視なしバージョンで運用されるものの、少なくとも当初はモデル Y しか使用されない予定です。
テグマイヤー氏が本日撮影したドローン映像は、ロボタクシーの業務がサイバーキャブに急速に移行していることを物語っているようです。特に、テスラは初期の監視なし FSD 走行で経験を積み、乗客を輸送する車両群の能力に自信を深めているようです。
ジョーが撮影した画像には、400 台から 500 台のサイバーキャブの鋳造品が見られます。同社がオースティンでの最初の走行ではロボタクシーを発売しないとしていることを考えると、これは非常に立派な数です。
この画像からは、テスラがサイバーキャブプロジェクトを本格的に推進する準備が整っていることが伺えます。当初はこの車両を実用化する予定はありませんが、実際の車両に拡大できるように、これらの鋳造部品を積み重ねて製造の準備を進めています。
最近の決算説明会において、テスラの車両エンジニアリング担当副社長であるラース・モラヴィー氏は、サイバーキャブのエンジニアリングはここ数ヶ月で「腐食、車両の継ぎ目の天井、複数の部品を結合した場合のリスク」などの問題の改善が進み、初期衝突試験もすでに実施されていると述べています。
モラヴィー氏はさらに以下のようにも述べています。
「これらすべてを組み合わせた上で、今四半期はサイバーキャブ製品の製造に取り掛かります。これは、アンボクスドプロセスによる本格的な統合の次の大きな試練となります。現在、当社はこうした段階にあります。したがって、数か月後にはテストロードでサイバーキャブを見かけるようになるでしょう。」
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