テスラの完全自動運転FSD V12.5.5、エンドツーエンドのハイウェイスタックを追加、追加機能を予告

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テスラは、アップデート2024.32.20を搭載したFSD V12.5.5をリリースしました。このアップデートは、早期アクセステスターに提供されたばかりです。このアップデートには、新しいエンドツーエンドのハイウェイスタックや、FSDをサイバートラックに初めて導入するなど、いくつかの新しい機能が含まれています。テスラはまた、今後のFSDの改訂で期待される追加機能についても概要を説明しました。

スタックのエンドツーエンド(端から端まで:入力から出力まで→運転に必要なデータの入力から運転操作まで)とは、意思決定のすべてを直接FSDに手入力するのではなく、テスラは現在、同社の車両群が収集した何十万時間もの映像を基に訓練されたAIに意思決定を委ねていることを意味します。

これは迅速な機能改善の鍵であり、教師なしFSD、そしてロボタクシーの実現に役立つでしょう。ロボタクシーのイベントが間近に迫っている今、これらの改善を特に楽しみにしています。

エンドツーエンドのハイウェイスタック

完全自動運転ソフトウェアFSD V12は、エンドツーエンドのスタックを市街地に導入しましたが、ハイウェイスタックは依然としてFSD V11を使用していました。今回のソフトウエアアップデートにより、エンドツーエンドのAIが高速道路でも使用されるようになり、大幅な機能改善が期待されます。

エンドツーエンドが市街地に導入された際、FSDのV11.4.9とV12.3.6間の処理方法に大幅な改善をもたらしました。高速道路におけるFSD V12.5.4とFSD V12.5.5間でも同程度の改善が見られるでしょう。

現時点では、FSDは依然として左車線を走行する傾向があり、高速道路では自動速度が機能せず、速度制限が不正確にマッピングされている場所では制限速度が大幅に変わる可能性があります。

高速道路のエンドツーエンドスタックにより、FSDが左車線を正しく使用して車両を追い越し、必要に応じて中央車線または右車線に戻る様子を確認できました。さらに、テスラが高速道路用の自動速度機能(Auto-Speed)を追加したことにより、車両が交通状況の変化にスムーズに対応し、より自然な速度で走行できるようになりました。

今後の改善

FSD 12.5.5のリリースノートでは、テスラは今後のFSDバージョンで追加される機能の一覧も更新しました。その中には、テスラがFSDロードマップで先に説明したように言及したものもあります。テスラのリリースノートでは、特に以下の今後の改善について言及しています。

  • より早く、より自然な車線変更
  • 駐車場でのパフォーマンス向上
  • 交差点や停止時のパフォーマンス向上
  • スピードプロファイルの導入

より早い、より自然な車線変更

まず、テスラはより早い、より自然な車線変更について言及しています。これは以前にも話題に上ったことがあり、今のテスラ自動運転にとって間違いなく問題点です。FSD V12.5.4でも、FSDは時折、曲がる200フィート(約6.6m)未満の地点で車線変更を決定することがあり、右端の車線から左の車線に短時間で移動します。

この問題に対処することで、FSDのスムーズさが大幅に向上すると考えられます。

駐車場でのパフォーマンス改善

テスラは、間もなく登場する機能として、駐車場でのパフォーマンスの向上についても言及しています。FSDのこの特定の機能強化は、アクチュアリー・スマート・サモン(無人のテスラ車を遠隔で呼び寄せる機能)を改善し、FSD固有のアップデートを超えて拡大し、より多くのユーザーが利用できるようにする可能性が高いです。これにより、強化型オートパイロットのユーザーや北米以外のオーナーも、初めてアクチュアリー・スマート・サモンを利用できるようになります。現在、アクチュアリー・スマート・サモンは、2024.27.25を搭載した北米のユーザーのみが利用できます。

さらに、リバースサモン(無人のテスラ車が自動で駐車場に駐車する機能)としても知られるバニッシュも、これらの改善に依存するようになると思われます。バニッシュは、乗客を目的地の入り口で降ろし、駐車スペースを見つけて自動で駐車します。これはロボタクシーと無人FSDのもう一つの重要な機能であり、テスラ社が最も期待している機能の1つです。

交差点や停止時のパフォーマンス改善

FSD V12.5では、交差点に関するいくつかの奇妙な現象が報告されていました。 オーナーからは、FSDが青信号で停止したり、一時停止標識でダブルブレーキをかけたりするという報告が寄せられていました。 この機能は、これらの既存の問題の一部に対処するものと思われます。

FSD V12.5ではラウンドアバウト(環状交差点)についても相当大幅な改善がもたらされましたが、多車線ラウンドアバウトでの合図や車線選択についてはまだいくつかの問題が残っているため、おそらくそれらについてもここで対処するでしょう。これはかなり幅広いカテゴリーであるため、ここで何がされるのかは想像するしかありません。

速度プロファイルの導入

以前、イーロン・マスク氏が新たなFSDドライブモードを追加したいと述べたことをお伝えしました。FSDのアサーティブ(積極的)モードが「ハリー(急ぐ)モード」になるようです。しかし、リリースノートによると、テスラは「ハリーモード」ではなく「スピードモード」と呼ぶ可能性を示唆しているようです。このモードは、FSDに少し速く走るように指示し、追い越しもより積極的になるオプションである可能性が高いです。これは、FSD V12.5でより一般的になり、よりスムーズになったものです。これは興味深い機能追加または機能変更になるでしょう。利用可能になったら、今後さらに詳しく掘り下げていく予定です。

リリース日

テスラのオートパイロットディレクターであるアショク・エルスワミ氏は、Xに投稿した内容で、サイバートラックにはエンドツーエンドのハイウェイスタックを備えたFSD 12.5.5が搭載されているものの、他の車両にすぐに展開されることは期待しないよう呼びかけています。テスラはサイバートラックへの搭載を優先し、他の車両へのハイウェイスタックの準備はまだ作業中であるとしています。アショク氏は、テスラ社が1週間ほどで社内構築を完了できるだろうと述べています。テスラ社のロボタクシーイベントまであと10日ですが、この機能が顧客の車に現れるのはイベント後になりそうです。

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