EVは低品質?テスラ、リヴィアン、ポールスターが初期品質調査で低評価:J.D.パワー

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Credit:Tesla
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テスラ、リヴィアン、ポールスターは、J.D. パワーの2024年初期品質調査で非常に低い評価を受けました。テスラとリヴィアンは、調査対象となった自動車メーカーの中で1社を除いてすべて下回り、ポールスターのスコアは、今年の報告書で検討されたすべてのブランドの中で最も低い評価となりました。

修理回数が多い

J.D. パワーは、そのレポートの中で、従来の自動車メーカーが競争条件を平準化させたことで、バッテリー電気自動車に「問題が発生した」と述べています。J.D.パワーの自動車ベンチマーキング担当シニアディレクター、フランク・ハンリー氏は次のように述べています。

「新技術の導入により、自動車メーカーが車の品質を維持することが難しくなっているのは当然のことです。しかし、音声認識や駐車用カメラなど、一部の問題領域については、1年前よりも問題視されなくなっているという事実を、業界は慰めとすることができます。」

J.D. パワーの調査では、電気自動車(EV)のオーナーやメーカーが一般的に主張している内容が強調されており、これらの車の支持者が少ないほど、問題が少なく、修理を必要とするような問題も起こりにくいことを示しています。

しかし、今年の調査では新たに修理に関するデータが追加され、BEVとPHEVはガソリン車よりもすべてのカテゴリーで修理回数が多くなることが示されました。

ハンリー氏は次のように付け加えています。

「最先端のテクノロジーを搭載したBEVやPHEVのオーナーは、ガソリン車オーナーの3倍という高い確率で、ディーラーに新車を持ち込むほどの深刻な問題を抱えています。」

調査結果

J.D. Power が納車後3カ月間にのクレーム数をカウントして、初期品質を評価する方法で、100 台あたりの不具合数が 149 件だった ラム が、今年の調査で最高の成績を収めました。そしてシボレー(160 件)、ヒョンデ(162 件)、起亜(163 件)が、それぞれ 2 位、3 位、4 位となりました。

調査全体の平均クレーム数は3カ月で、100台あたり195の品質問題という結果でした。

次にリヴィアン、テスラ、ポールスターの成績について見てみましょう。リヴィアンとテスラは、100台あたり266件の不具合があり、ダッジ(301件)とポールスター(316件)に次いでワースト3位タイでした。

J.D. パワーはBEV、特にテスラについて次のように述べています。

「ガソリン車とディーゼル車の平均点は今年180 PP100(100台当たりのクレーム数)であるのに対し、BEVは86ポイント高い266 PP100でした。今年、BEVの品質に目立った改善は見られませんでしたが、テスラのBEVと従来の自動車メーカーのBEVの品質の差は縮まり、どちらも266 PP100となりました。過去にはテスラの方が良い結果を出していましたが、今年はそうではありません。なぜなら、方向指示器とワイパーのレバーといった従来の機能コントロールを削除したことが、テスラの顧客にはあまり好評ではありませんでした。」

J.D.パワーの調査では、特にEVオーナーシップエクスペリエンスや車載技術に関する調査において、テスラは過去にも好成績を収めてきましたが、今回の調査ではかなり評価を下げています。

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