イーロン・マスクCEOは、テスラの株主総会での質疑応答の場で、サイバートラックのファウンデーション・シリーズがまもなく終了することを認め、他の市場で必要となることを示唆しました。これは、イーロン・マスク氏がサイバートラックの生産拡大を認める中で明らかになったもので、テスラは現在、週に1,300台以上のサイバートラックを生産しています。
ファウンデーション・シリーズの終了
テスラは、FSD、ファウンデーション・シリーズのエッチング、LEDライトバー、ホワイトインテリアグレード、パワーシェアのインストールクレジット、生涯有効なプレミアムコネクティビティ、その他多数の追加オプションを搭載した全部盛りのファウンデーション・シリーズのサイバートラックを発売以来出荷しています。
イーロン・マスク氏は、今四半期中にテスラがファウンデーション・シリーズの予約顧客への提供を中止し、通常のサイバートラックの提供を開始することを認めました。米国では、AWDデュアルモーターサイバートラックが連邦政府のEV税制優遇措置の対象となるため、顧客がサイバートラックを購入する大きな契機となる可能性があります。
カナダ、ヨーロッパ、中国市場
サイバートラックは、欧州で販売するためには角を丸める必要があること、中国ではその他の理由により、現在欧州および中国では販売されていません。これらの地域要件を直ちに満たすことは難しく、テスラは北米での大量生産体制が整ってから、これらの市場にサイバートラックを投入する予定です。
テスラは、週1,300台、年間67,600台という生産台数で、当初の年間25万台のフルボリューム生産という目標にはまだ程遠い状況です。テスラがフルボリューム生産の目標を達成し、海外規格対応のサイバートラックの開発に着手するまでには、あと2年ほどかかるかもしれません。
一方、カナダ人にとっては、サイバートラックは現在、ステアリングバイワイヤ規制の問題により、カナダ運輸省によるテストと承認を待っている状態です。そのため、予約者向けの販売が開始されるまでには、まだしばらく時間がかかる可能性がありますが、その他の地域より早めに販売開始されると思われます。
この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。
テスラ関連の最新ニュースをほぼ毎日アップしていますのでこちらを参照ください。
※免責事項：この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。また、運営者はテスラ株式のホルダーです。