テスラ中国、上海メガファクトリーのバッテリー供給をライバルBYDのバッテリー部門に委託:報道

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Credit:Tesla
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テスラ中国が、大型定置用蓄電池向上である上海メガファクトリー向けに新たなバッテリーサプライヤーを確保したようです。最近の報道によると、テスラ中国はBYDのバッテリー部門であるフィンドリームズと契約を結んだと報じられています。BYDのバッテリー部門は、2025年第1四半期からテスラ上海メガファクトリーにバッテリーを供給する予定です。

20%以上のバッテリーを供給

この件に詳しい関係者の話として、中国の雑誌『レイトポスト』は、フィンドリームスが上海メガファクトリーのメガパック生産で使用するバッテリーの20%以上を供給すると報じました。BYDのバッテリー部門とは別に、上海メガファクトリーはCATLからもバッテリーを調達する予定で、CATLはこの工場にとって主要なバッテリーサプライヤーとなる見通しです。

BYDのバッテリー部門フィンドリームは、テスラに原価に近い価格でバッテリーを提供したことにより、テスラとの取引を勝ち取ることができたと報じられています。

「BYDのバッテリー子会社フィンドリームは、テスラの上海メガパック工場にバッテリーセルを供給する契約を3月に締結したと、レイトポストが本日報じました。フィンドリームは、CATLに次ぐメガパック工場の2番目のサプライヤーとなります。」

メガパックの生産にのみ特化

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上海メガファクトリーは先月正式に起工式が行われ、テスラにとって米国以外で初のエネルギー貯蔵工場となる予定です。現在、テスラはカリフォルニア州ラズロップに別のメガファクトリーを運営しており、メガパックグリッドスケールバッテリーを生産しています。ラズロップのメガファクトリーと同様、上海のメガファクトリーもメガパックの生産にのみ特化することが予想されています。

上海メガファクトリーの年間生産能力は40GWhと予想されており、これは年間約1万台のメガパックバッテリーに相当します。BYDがテスラと取引したと報道されていることを考慮すると、フィンドリームは今後この施設に年間約8GWhのバッテリーを供給するようです。CNEV Postのレポートで述べるとおり、BYDとテスラとの取引の年間発注額は最大35億人民元(4億8300万ドル)に達する可能性があります。

テスラ・エナジーは、テスラの事業の中で成長著しい分野です。テスラCEOイーロン・マスク氏によると、2024年第1四半期の決算報告の電話会議で、メガパックがテスラ・エナジーの当四半期の黒字化に大きく貢献したとのことです。興味深いことに、エネルギー貯蔵はBYDの急成長分野の一つでもあり、フィンドリームの販売台数は2023年に28.4GWhに達し、前年比136%増となりました。

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