テスラモデルS、米カリフォルニア州の高速道路走行中に予期せぬ火災発生

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https://twitter.com/metrofirepio
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米カリフォルニア州サクラメント消防署は、炎上し続ける炎を消すのに6000ガロン(2万7000リットル)の水を必要としたと述べています。

カリフォルニア州サクラメント市の消防署によると、高速道路を走行中の高級電気セダン、テスラモデルSが予期せず出火したとの事です。幸いなことに、この火災による負傷者はいませんでしたが、訓練を受けた隊員による消火は非常に困難なものでした。

電気自動車の火災は、ガソリン車の火災に比べると数は少ないのですが、注目される傾向があり、それには正当な理由があります。EVの火災は非常に高温で継続的に燃えるため、すぐに巨大な炎になることが多く、時には自動車を炎に包んでしまうこともあります。その一方で、消火が非常に難しく、何度も再点火することがあるのです。事故から数日後、ジャンクヤードや調査現場に駐車していたEVが再点火したような事例まであります。

ガソリン車の火災は日常的に起きているので、必ずしもメディアの報道に取り上げられる訳ではありません。しかし、ガソリン車の方がEVより多く走っているので、EVの火災とガソリン車の火災が同じ台数だった場合、どうなるかはまだわかりません。

ノートパソコンやスマートフォン、タブレット端末などにも搭載され、EVにも搭載されているリチウムイオンバッテリーよりも、ガソリンの方がはるかに揮発性が高く、すぐに燃えてしまうということは言えると思います。とはいえ、バッテリー自体にも独特の問題を引き起こす性質があるため、消防士には特別な訓練が必要なのだそうです。

なにしろ、サクラメント消防局のツイートでは、テスラモデルSの火災を消すのに約6,000ガロンの水が必要だったそうです。作業が進むにつれてバッテリーが再着火し続けたため、消防隊員はEVを持ち上げて、できるだけ多くの水を浴びせなければならなかったということです。

オートブログによると、テスラは実際に「バッテリーを冷却するために大量の水を使用すること」を推奨しています。上記のツイートに対して、もっと早く、大量の水を使わずに、別の方法でEVの火を消すべきだったのではないか、あるいはできたのではないか、と考える人が何人もいましたが、テスラの説明書には以下のように書かれています。

https://twitter.com/metrofirepio

「バッテリー火災を完全に消火し、冷却するためには、バッテリーに直接、約3,000~8,000ガロン(11,356~30,283リットル)の水をかける必要があるため、早期に水の追加供給体制を確立するか、要求してください。安全が確保できる場合は、車両を持ち上げたり傾けたりして、バッテリーに直接アクセスできるようにします。」

ご覧の通り、訓練を受けた消防士はテスラの提案通りに正確に対処し、最終的に消火に成功を収めました。しかし、より多くのEVが道路を走るようになった今、バッテリー火災の際に最良の結果を得るためには、第一対応のチームが特別な訓練を受けていることが不可欠です。以下の関連ビデオをご覧ください。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

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