テスラ中国は、中国国内の購入者に対し、年末まで6,000人民元（約12万円）の追加割引を提供しています。今回の追加割引は一部のモデルで実施されているようです。
ウォルストリート中国は、テスラ中国の6,000人民元割引は今週水曜日12月7日から年内いっぱい利用可能であると報じました。テスラの担当者は、この割引についての詳細を説明しました。以前、テスラは12月末までに納品が完了する現行車種の注文に対して、4,000人民元の保険補助を発表しています。
ロイターは、今回のテスラの値引きは中国国内でのさらなる価格調整の試みであると報じ、同誌は、テスラ中国が中国国内でのモデル3とモデルYの価格を9％引き下げたと報告しています。
中国のEVメーカーとの競争が激化し、中国でのテスラの需要問題が指摘されている報道もありましす、また、11月に記録を更新したギガ上海が今年12月に減産するという噂も出ているというのが現状です。
パイパー・サンドラー社のアナリスト、アレクサンダー・ポッター氏は、テスラがギガ上海の生産を削減する可能性は低く、特にその背景が中国での競争激化という理由であれば、なおのこと減産の報道は正しくないと主張しています。そして、これらの報道に対してテスラ中国も減産のうわさを否定しました。ポッター氏は、テスラがギガ上海の生産を削減するとすれば、世界的なマクロ経済の逆風とギガ・ベルリンが理由だろうと考えているようです。
テスラ中国は11月に10万291台を納車し、BYDの販売台数に次いで2位となりました。中国国内での競争相手であるBYDは、電気自動車のラインアップとともに内燃機関車とプラグイン車を依然として販売しており関係もあり、11月の1ヶ月間で22万942台を販売しました。
テスラギガ上海は、同社の主要な輸出拠点となっているため、現在は中国だけでなく、複数の地域向けにテスラ車を生産し輸出しています。
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