テスラは、サイバートラックの外観を現行モデルよりもさらに奇抜に見せつつ、牽引効率を高める新しい特許を出願しました。
サイバートラックの奇抜なデザインとその背景
サイバートラックは、史上最も賛否両論を呼ぶ車のひとつであり、それはその特異なデザインが主な原因となっています。このデザインの多くは、ステンレス鋼パネルの実装と、ピックアップトラックの空力効率向上を図る試みによるものです。確かにテスラは平均的なピックアップトラックの空気抵抗係数を改善することに成功しました。
しかし、トレーラーを牽引する際にはあまり効果がなく、その抗力の多くがトレーラーに集中してしまう事になります。
テスラが出願した新特許「膨張式空力ディフレクター」とは
テスラは今回、サイバートラックが牽引するトレーラーの上を風が流れるのを助ける装置に関する新しい特許を出願しました。
テスラは特許出願の概要において次のように記しています。
抗力を低減し効率を向上させるための膨張式空力ディフレクター。ドロップステッチ素材で構成され、平行な外皮の間に一つ以上の空気室を形成します。この部品には圧力調整機構と、レールシステム、磁気ファスナー、クイックディスコネクトクリップなど多様な取り付けインターフェースが含まれ、車全体に分散配置され確実な取り付けを可能とします。この部品は空力ディフレクターとして機能し、特に牽引車とトレーラーのような複合車において、輸送体周辺の気流を最適化します。
要するに、テスラはサイバートラックの荷台に設置可能な膨張式装置を開発中という事になります。この装置はサイバートラックの後部で膨張してトラックとトレーラーの間の隙間を閉じ、サイバートラック上部のフロントガラス角度を延長する役割を果たします。
特許出願書類からの図面の一部を以下に紹介します。

今後の展望
実際のところ、企業は具体的な生産計画のない製品について特許を申請することが多く、今回のケースもその可能性が高いと考えられます。特にサイバートラックに関してはその傾向が強いでしょう。
サイバートラックの販売実績はテスラの予想を大きく下回る規模であり、生産台数が少ない状況ではこうしたニッチなアクセサリーの発売は理にかなってません。とはいえ、車自体が奇妙に見えようとも、運転効率を向上させるあらゆる技術には賛成です。
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