テスラは電気自動車なので、本来エンジンが設置されているスペースに、かなり大きな収納(フランクという)が設けられています。
ただ、このフランクを開けるのは電動(テスラアプリでの遠隔操作、もしくは車内のスクリーンから)で「ガシャッ!」という感じでリリースされるのですが、閉めるのは手動(マニュアル)となっています。そして、この「手」で押さえて閉めるのが指紋も付くし、手も汚れるし、またテスラのボンネットはアルミなので柔らかく、思いっきり押すと凹みそうになります。
その結果、結構なスペースのあるフランクがあまり使われないということになります。

それももったいないので、今回はAliexpressで調達したフランクのソフトクローザーをDIYで取り付けたので、そのレビューです。
取り付け製品:Futhope
今回取り付けたのは、「Futhope Front Spare Box Electric Lock Soft-closing for Tesla Model 3 Y highland juniper Model YL Automatic Adsorption」なる製品で、比較的価格は高めの製品です。安価なものは6〜7千円程度でもありますが、この製品はこのあと説明するように、もともとクルマに取り付けられている「ロック機構」を取り外す必要がなく、完全に「後付け」できるもので、比較的簡単に取り付けられるからです。
同梱物

製品に同梱されているのは、上記のようなものです。一応Youtubeのリンクがあり、それを見れば最低限の取り付けはなんとかできる感じですが、英語と韓国語の字幕で短く4分ほどに編集されています。
この映像がDIYには若干不親切なので、少し丁寧目に取り付け方を解説したいと思います。
取り付け方法
カバーを取り外す

まず、上記の部分のカバーを取り外します。右の写真のように結構たくさんのクリップで止まっているので、左右の両端の上の方から隙間に指や内装剥がしを突っ込んで外します。結構簡単に外すことが可能です。
フランクを外す
フランクは画像の赤丸の4箇所で、M10のナットで固定されています。ただ、上記のYoutubeもその前に、牽引フックのハマっているパーツを外す手順が示されています。
これは、各国のテスラで微妙に違う仕様によるもので、米国仕様では法規制からフランク内部に人が閉じ込められた際に、内部からボタンで開けることのできる仕様であったり、中国仕様ではこの部分にライトがついていたりします。

日本のテスラも過去の仕様では、米国や中国仕様と同じようにライトやリリースボタンが付いていましたが、昨年末頃の仕様アップデートでこれらは削除されています。上記の写真のように、特に配線などありませんのでこの部分にライトやボタンがない場合には、取り外し不要です。
給気口を外す

特に左側のボルトは最終的にここに電源の接地(アース)を取る部分になります。
本体を取り付ける

このソフトクローザーの本体は、上記の写真のボルトを外してこの部分に取り付けます。ただ、もともと取り付けられているロック機構の位置関係が当初のものから動かないように注意しましょう。特に、このロック機構の位置関係がズレてしまうと、そもそものフランクの動作に影響を与えてしまうことになり、修正が難しくなります。他の製品ではこのロック機構を完全に取り外すものもありますが、位置関係がリセットされてしまうため、開閉にトラブルが発生することがあるようです。
ですので、上記のボルトを1つ外して取り付ける際にも、位置関係が変わらないように十分注意が必要です。
また、このボルトに本体を取り付ける前に、以下のようにリリース機構を「輪ゴム」で止めて、「バネ」を外して、本体を取り付け、「輪っか」を引っ掛けて、という手順が必要になります。




言葉で表現するのは難しいですが、この本体の取り付けは以下の手順です。
- 2つの輪ゴムでロック機構の「フック」を固定
- ロック機構の「バネ」を専用工具で下側に外す
- ロック機構の向かって右側のボルトを外す
- 本体をこのボルトに固定する
- 本体についている「輪っか付きワイヤー」の「輪っか」の部分を専用工具で、ロック機構の突起部(バネが引っかかっていた部分)に裏側から引っ張り上げて引っ掛ける
- ロック機構の「バネ」を元の位置(ロック機構の突起部)に引っ掛け直す
- 輪ゴムを外す
配線

本体からの配線は、フランクを取り付けたときの邪魔にならないようなルートで、複数個所タイラップで固定します。電源側は上記のように、赤いキャップを外して付属のナットで固定します。ただ、接地側も同じなのですが、このコネクターの大きさがボルト径より小さいので無理にボルトに入れずに、ナットで固定する感じになります。また、電源の線は両方ともそんなに余長がありませんので、配線ルートは他のものに干渉しないよう慎重に選びましょう。

アース側は、給気口を取り付けている左側のボルトに固定します。このコネクターの大きさがボルト径より小さいのは、電源側と同じです。
この電源側、接地側が適切に接続されると、本体から「ビー」っていうビープ音がなります。
センサーマグネットの取り付け

ボンネット側のフックの下部に付属のセンサーマグネットを取り付けます。このマグネットですが、部品が小さいので紛失に気をつけましょう。また、この写真ではよくわからないと思いますが、このセンサーマグネットは結構横方向に「出っ張り」ます。これを固定するのに瞬間接着剤が付属しているので、それで固定するのですが、とても頼りない(すぐ外れそう)ですので、瞬間接着剤で固定したあとにテープで更に固定します。おそらく付属している「黒いテープ」はこのマグネットを固定するためのものかと思います。
完成
モデルYのフランクはモデル3に比べても深くて大きので使えると便利です。ただ、やはり都度手で閉める動作が億劫でこれまでほとんど使えてませんでした。今回、このソフトクローザーを取り付けたことで、フランクの使用頻度が大幅に向上しました。
また、このソフトクローザーはフランクをオープンにして概ね1分程度そのままの状態を保持すると、警告音とともに閉まる機能もあります。つまり、アプリを誤って操作してフランクを開けてしまっても自動で閉じる便利な機能もついているということです。
今回は、前回のETC移設に続いてソフトクローザーのDIY取り付けを紹介しました。皆様のお役に立てれば幸いです。また、なにかDIYで取り付けるときにはレポートします。
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