ギガファクトリー・テキサスにテスラのサイバーキャブ用と思われる鋳造部品(ギガキャスティング)が山積みになっています。この鋳物は、モデルYやサイバートラックに使用されている部品とは異なっており、非常に興味深いものです。
テスラは、来年、ロボタクシー「サイバーキャブ」の量産を開始すると発表していますが、同社はすでに、この新車用の部品を積み上げているようです。少なくとも、ギガ・テキサス・コンプレックスから撮影された最近の航空写真からは、そのことが伺えます。
サイバーキャブの鋳物と思われるもの
最近、ギガテキサスを長年にわたって観察しているジョー・テグトマイヤー氏が、ドローンで上空を飛行したところ、工場周辺に積み上げられた鋳造部品の数が増えていることを発見しました。これらの鋳造部品は、現在この施設で生産されているモデルYやサイバートラックに使用されている部品とは異なっており、非常に興味深いものです。このことから、謎めいた鋳造部品は、2026年に量産開始が予定されているサイバーキャブ用ではないかと推測されています。
ギガ・テキサスで最近撮影された画像によると、テスラはコンパクトな 2 シーターロボタクシー用の鋳造品のテストと検証に忙殺されているようです。イーロン・マスク氏は、サイバーキャブは結局のところ非常に大量生産される車両になると述べています。そのため、テスラは、量産開始までに車両の部品を完全に改良しておく必要があります。




5秒に1台製造のサイバーキャブ
テスラの 2025 年第 1 四半期の全社員会議で、CEO のイーロン・マスク氏は、サイバーキャブの生産ラインに関する詳細を明らかにしました。マスク氏によると、サイバーキャブの生産ラインは、通常の自動車生産ラインではなく、高速の家電製品の生産ラインに似ているとのことです。これは、同社の「アンボクスド」プロセスと相まって、サイバーキャブの年間生産台数を約 200 万台に拡大する道を開くものとなるでしょう。
イーロン・マスクCEOは、2025年第1四半期の決算発表で以下のように述べています。
「サイバーキャブの生産ラインの設計をご覧になった方は、通常の自動車生産ラインとはまったく異なることをお気づきになると思います。これは、まさに高速の家電製品の生産ラインのようなものです。実際、この生産ラインは、人が近づくことさえできないほど高速で動きます。最終的には、5 秒未満で 1 台の自動車を生産することができるようになると思います」
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