このより安価なEV(いわゆるモデルQ、モデル2といわれる廉価版テスラ)は、既存のテスラ生産施設で製造され、現在および次世代の自動車の両方の技術が使用される予定です。
テスラの最新決算発表と新型EVの計画
テスラの決算報告は本日実施され、同社は2024年第4四半期の業績を発表しました。 同社の電気自動車の販売台数は前年に比べて減少していますが、公表された文書には、フューチャープロダクト(新製品)に関するいくつかの目標と約束が明記されています。テスラは、より低価格なモデルに焦点を当てた新型モデルを含む、下位モデルの販売拡大を計画しています。
「より手頃な価格のモデルを含む新型車の計画は、2025年前半の生産開始に向けて予定通り進んでいます。これらの車両は、次世代プラットフォームの要素と、当社の現行プラットフォームの要素を活用し、当社の現行の車両ラインナップと同じ既存の製造ラインで生産される予定です。」
これは、テスラが2026年に量産を開始するとしているロボタクシー(サイバーキャブ)とは異なるものであることを念頭に置いてください。
聞き覚えがあるように感じられるとしたら、それはその通りだからです。テスラは昨年、2024年第2四半期の決算説明会で、ほぼ同じ表現を使用していました。少なくとも現時点では、テスラは今後数か月の間に開発すると思われるこれらの新型モデルについて、ほとんど新しい情報は提供していません。
新型EVの特徴と今後の展望
しかし、新型モデルは、リフレッシュされたモデル3やモデルYよりも洗練されたものになる可能性があります。最新の投資家向け報告書ではさらに踏み込んで、「未来の車」で使用されるサイバートラックの先進的な新技術に関する全リストが掲載されています。ステア・バイ・ワイヤ、800Vアーキテクチャ、四輪操舵、ギガキャスティングなど、すべてがそこにあります。

同時に、テスラが今年中に導入するであろう廉価モデルに、すべての技術革新が採用される可能性は低いと感じられます。エアサスペンション、800Vの電気アーキテクチャ、その他の機能など、より高度な技術の一部は、コスト面を考慮しておそらく採用されないでしょう。テスラは、これにより生産能力を最大限に活用し、販売台数を今年より60%増加させると述べています。
しかし、テスラと投資家による1時間にわたるプレゼンテーションと質疑応答が行われた決算説明会であるにもかかわらず、そこでは未来の車そのものについてはほとんど語られませんでした。マスクCEOもCFOも、将来の安価なEVに関する質問には一切答えませんでしたし、投資家からもこれに関する追加の質問は出ませんでした。
それゆえ、テスラが今年半ばまでに廉価版テスラ車、いわゆるモデル2に関する驚きの発表を行うかどうか、またそれとは全く別の新モデルを発表するか、今後も注目していく必要があると考えられます。
テスラの公表したアップデートレター(株主用決算説明資料)は以下からご覧いただけます。
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