廉価版テスラが2025年ついに実現?『モデルQ』の発売時期と価格が判明

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Credit:Trubni/Instagram
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テスラの投資家向け広報担当者は、ドイツ銀行に対し、廉価版テスラ(ここでは「モデルQ」)が来年前半に発売予定であると語りました。補助金を含めた価格は3万ドルになるとのことです。

3万ドル未満の車を来年早々に発売

ドイツ銀行がテスラの投資家向け広報責任者と面会した後のレポートによると、テスラは米国税額控除後(7500ドルの補助金適用後)の3万ドル未満の車を来年早々に発売する予定です。 ドイツ銀行のアナリストは、この車を「モデルQ」と呼んでいますが、この名称はあくまで非公式です。(時にはモデル2とも呼ばれます) しかし、このより手頃な価格のテスラモデルが何なのか、またその価格について、魅力的な新しい詳細が明らかになっています。

「新型テスラモデル(弊社では『モデルQ』と呼んでいます)は2025年前半に発売予定で、補助金を含めて3万ドル未満(米国の電気自動車税額控除が廃止された場合は3万7499ドル)の価格となるでしょう」

上記のようにドイツ銀行のレポートは述べています。

テスラ自身はこのニュースを認めていません。しかし、私達は、テスラの2025年計画に関するドイツ銀行の投資家向け報告書を目にしており、同社は、この情報はテスラのIR責任者であるトラヴィス・アクセルロッド氏から直接得たものだと主張しています。この新モデルは、同社の既存の製品製造ラインで製造される予定であり、これにより、新施設を立ち上げるという困難でコストのかかるプロセスを回避できることになります。

来年の生産台数は20~30%増加

廉価版テスラの公式スケッチ

テスラの担当者はドイツ銀行に対して、新モデルにより来年の生産台数は20~30%増加するものの、新モデルの発売に多額の費用を投じるため利益は減少する可能性が高いと予測しました。

今回は新型モデルです。既存モデルのモデルチェンジではありません。ドイツ銀行は、中国向けにロングホイールベースの3列シートモデルY(いわゆるモデルYジュニパー)も計画されていると述べています。テスラにとって、競争が激化している中国市場で、これは素晴らしい新車種の追加となるでしょう。

しかし、今回のいわゆる「モデルQ」は、もっと大きな話題です。 詳細な情報はまだありませんが、テスラのCEOであるイーロン・マスク氏は、同社の既存製品をより手頃な価格で提供することを繰り返し示唆しています。 新しいプラットフォームを開発する代わりに、そして膨大なバグテストや費用、時間をかける代わりに、既存の製品をベースに開発する事によってコストを削減できると示唆しています。

モデル3とモデルYはすでに内部が相当簡素化されているため、何を削減するのかは不明です。今回提案されるモデルQは、より安価なバッテリーや小型のバッテリー、より出力の低いモーター、あるいはさらに簡素な内装を採用する可能性もあります。テスラは「完全自動運転」のハードウェアを削減することもできますが、この不誠実な名称のソフトウェアは、AI企業として売り出している同社にとって非常に重要なものであるため、この関連のハードウェアの削除は考えにくいでしょう。

いずれにしても、ドイツ銀行は、連邦税額控除適用後の販売価格は3万ドル未満になるだろうと主張しています。つまり、3万7500ドル以下となり、3万5000ドルのシボレー・エクイノックスEVの価格帯にぴったり収まるということです。税額控除を利用すれば、エクイノックスは2万8000ドル以下で購入できますが、これはAWDバージョンよりもはるかに安価な低出力のFFバージョンのおかげでもあります。

実際モデルYとモデル3はすでにシングルモーター車として販売されています。 ベースグレードのモデル3は、税額控除前の価格で44,130ドルから、同じくモデルY RWDは44,990ドルです。さらに7,000ドルのコスト削減は難しいでしょうが、同社には選択肢があります。

「スタンダードレンジ」のモデル3とモデルYはもはや存在せず、バッテリーサイズを縮小すれば確実にコスト削減につながります。モデルQも小型化し、座席数を減らすことも可能です。部品点数を減らすことで、製造コストも削減できるでしょう。

現時点では詳細は不明です。しかし、3万ドル未満のテスラが間もなく登場するという事実上の公式確認が初めて得られました。このニュースはテスラから直接発表されたものではありませんが、同社のIR担当責任者が、市場に投入するつもりがないのであれば、新型モデルについてウォール街に話すことはないでしょう。

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