テスラのベストセラーモデルは、いずれモデル3のいわゆるハイランド・リフレッシュのようなアップデートが予定されているようですが、それがいつになるかは今のところ不明な状況です。ただ、最近のリーク情報や噂などを見ると、そう遠くない将来にお目見えすることが考えられます。
モデルYは内燃機関車を含めても、2023年に世界で最も売れたクルマとなったことで、テスラにとっては世界的な大成功を収めた最も大きな要因です。この偉業は、2022年と比較して販売台数が64%増加し、ガソリンエンジンを搭載したトヨタの2車種(RAV4とカローラ)を追い抜き首位に立ったことを考えると、非常に印象的な出来事でしょう。
モデルYジュニパーのイメージ・レンダリング
最近の噂
2024年11月8日
テスラは、他の自動車メーカーと違って、LiDARなど一切のセンサー類を使わないで完全自動運転を「カメラ映像」だけで実現するアプローチ「テスラビジョン」を採用しています。一方で、このカメラで補足できる範囲には実は死角があることが知られており、それはフロントバンパー付近の様子がわかるカメラがないということです。
これに対して、現在北米で販売されているサイバートラックには既にフロントバンパーカメラが取り付けられています。今後発売予定の新型モデルYジュニパーの最近の目撃情報では、このフロントバンパーカメラらしき映像が捉えられています。
BREAKING: Camouflaged Tesla Model Y refresh spotted in California, and it has a front bumper camera. pic.twitter.com/bo9jkqlwAW
— Drive Tesla 🇨🇦 (@DriveTeslaca) November 7, 2024
2024年10月22日
テスラモデルYジュニパーに関する噂が再び飛び交っています。直近では、中国の自動車ブロガーがウェイボーに投稿したリーク情報によると、テスラは早ければ今週にも、リフレッシュされたモデルYジュニパーの限定試験運用を開始する予定です。
この噂によると(テスラはある程度口が堅いことで知られていますが)中国にあるギガファクトリー上海で1日あたり約12台という非常に小規模なペースでテスト製造を開始するようです。このテスト車両がいつ公式発表となり、既存の旧モデルYと入れ替わるのか、そのスケジュールは明確ではありませんが、過去の噂からスケジュールを推測すると、最初の改良モデルが顧客に納車されるまではあと数ヶ月しかかからないと考えられます。
2024年9月2日
中国の日刊紙「National Business Daily」は、2025年第1四半期に改良型モデルYが発表されると報じています。この報道は匿名のテスラのサプライヤー情報筋を引用しており、改良型モデルYは5人乗りと7人乗りの2つのバリエーションでデビューするだろうと推測しています。つまり、これまで米国市場のみでオプション価格2,000ドル(または他のオプションとの組み合わせで1,000ドル)だった7人乗りモデルYが、2025年第4四半期には中国をはじめとしたアジア太平洋市場と欧州でも利用可能になる可能性があるということです。
2024年8月26日
ベイエリアで目撃されたテスラモデルYのカバー付きの新しい画像がRedditに投稿されました。
Covered Model Y Seen in Bay Area
byu/sheffield712 inteslamotors
2024年8月6日
現在は削除されたRedditの投稿で、モデルYジュニパーの実際の画像と思われるリーク写真が公開されました。 これは現在削除されていますが、今後発売されるモデルYには、リヴィアンと同様に、リアに全幅にわたる赤いLEDライトバーが搭載される予定です。黒い「TESLA」の文字がリアライトバーに組み込まれており、バックライトは別のユニットに収められているようです。
また、インテリアには、最新モデルのモデル3と同様のアンビエントライトが設置されているほか、現在販売されているモデルのウッド調のダッシュボードではなく、ダークグレーのダッシュボードが設置されていることが、リーク写真から分かっています。また、フロアに多数の配線が垂れ下がっている様子も確認でき、これは、この車が市場に投入される前に、まだ開発作業が残っていることを示していると考えられます。
モデルYはテスラの販売台数の半分以上を占めているテスラにとってのドル箱であるため、製品ライフサイクルの更新を延期しているテスラの決定はどうなのでしょう。確かにこのブログ記事もそうですが、リフレッシュ版が出ることが近い将来ということであれば、どうしても既存のモデルの売れ行きに影響することが考えられます。
ジュニパーを待つべきか
テスラ車は、ハードウェアの大幅なアップグレードがなくても、時が経つにつれてOTAアップデートによって機能的に良くなっていきます。そのアップデートの内容は、普通の自動車メーカーであれば、マイナーアップデートといってもよいほどの機能進化を無料でどんどん実施していきます。
上のリンクが、モデル3の場合の一例ですが、購入したときには全く無かった機能が、ソフトウェアアップデートでどんどん追加されていくのは、テスラ車購入の非常に大きな魅力の一つと言っても過言ではありません。実際に、今の操作性や表示、機能と購入当初のものとを比較すると、細かいところから大きなところまでこんなことまでソフトウェアアップデートで対応可能なのかと感心します。
ハードウェア的にはモデルY「ジュニパー」では、モデル3「ハイランド」と同様の変更が予想されます。これには、新しいヘッドライト、スリムなテールライト、再設計されたミラー、新しいホイールデザイン、新しい外装色を特徴とする、改良されたフロントマスクなどです。また、インテリアには、ステアリングコラムがなくなり、方向指示器はボタンに、シフトレバーはスクリーン操作もしくは(操作しない)スマートシフトになると考えられます。
テスラがモデルYジュニパーをいつリリースする予定なのかは不明ですが、イーロン・マスクCEOは以前、今年中ではないと述べています。モデルYの販売台数は依然として好調で、テスラは話題の2万5000ドルモデルの発売よりも優先されていると思われるロボタクシープロジェクトに注力していることを考えると、ジュニパーのリリースはまだ先になるかもしれません。
つまり、もし今日モデルYを購入したいのであれば、アップデートを待つべきではないでしょう。なぜなら、それがいつになるのかわからないからです。いずれにしても、テスラ車は確実に改良されていきます。
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