テスラ車のリセールバリューは?テスラモデル3とモデルYの中古価格とその推移を調べてみた

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Credit:Tesla
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去年の9月にテスラモデル3の中古価格を調べて記事に投稿しました。それからおよ4ヶ月経過した2025年1月13日現在のテスラモデル3とモデルYの価格を、中古車仲介サイトgooネットからデータで抽出して今回はそれを比較してみようと思います。

価格変動

テスラはディーラー網を持たず、全世界、すべて自社でオンラインでのみダイレクト販売をしてることで有名です。一応ショールームはありますが、このショールームで購入するときでさえ、オフィシャルのWEBページから注文するという徹底ぶりです。

それゆえ、車両販売価格をダイナミックに変更することでも知られています。リチウムイオンバッテリーの価格高騰に伴う値上げや、工場での製造原価低減による値下げ、各四半期末に在庫を処分するための値下げなどかつては非常に頻繁に価格を上下させていました。詳細は、以下のページをご覧ください。

一方で、このダイナミックなプライシングがテスラ車のリセールバリューを低下させている原因と指摘されることが、特に北米で起こったこともあり、上のページのグラフを見てもらっても、ここ最近は非常に安定した価格設定で、仕様の大幅な変更がない場合には価格は一定に保たれる傾向があります。

モデル3

走行距離と価格の関係

下のグラフはそれぞれ2024年9月15日と2025年1月13日のデータを抽出して整理したものです。全グレードの単純平均で、366万円が351万円に値下がりしています。これはおよそ4%の値下がりということになります。

平均価格も下がっていますが、グラフを遠目で見ていただいても2025年1月のグラフでは全体に左側(値下がり)に寄っているのがわかります。

モデルY

走行距離と価格の関係

モデル3と同じ分析をモデルYでも実施してみました。

モデルYはサンプル数が少なく、モデル3の半分以下ですので多少誤差が大きいと考えられます。ただ、大きな傾向としては平均価格が昨年9月で506万円であったものが今年の1月には479万円と約5.5%の値下がりとなっていますので、モデル3と同様のリセールバリューの低下が見られます。

これだけを見るとモデル3もモデルYもわずか4ヶ月で約5%の値下がりなので、他のクルマがどの程度なのかも分かりませんが、直感的には、価値の低下は早い方なのだと思います。

モデルY値下げ販売中

皆さんご存知のように、先日新しいモデルYが発表され既存のモデルに比べると航続距離は伸びて、アンビエントライトや後席のスクリーン、電動シート、ベンチレーションシート、そして外装の大幅なリフレッシュが施されています。

「ローンチシリーズ」と銘打っているので、初期に一部高いグレードの仕様が盛り込まれていることを考えると、RWDで595万円、ロングレンジAWDで683.9千円という価格設定は、以前のRWD533.7万円、AWD622.6万円との比較でも」お値打ち価格」とも言える水準です。

何が言いたいかというと、テスラが既存モデルYの在庫車の値下げ(15万円)&スーパーチャージャー5年間無料のキャンペーンをしていることからも、今後も中古販売価格≒リセールバリューは特にモデルYに関しては、大きく下がっていくことが考えられます。

ですので、もし新しいモデルYの購入を考えておられる場合には「早めに」売却することをおすすめします。

最後までお読みいただきありがとうございます。この中古価格の値動きに関しても今後も定期的にウォッチしていきたいと思います。

テスラ関連の最新記事を毎日随時アップしていますので、過去のニュースはこちらを参照ください。

※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。また、運営者はテスラ株式のホルダーです。

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