中国EVのリーダー企業であるBYDが、新しいフラッグシップ電気セダンを発表します。BYDの新型HAN L EVが金曜日に中国でリークされ、テスラ・モデルSの潜在的なライバルであることが明らかになりました。
現時点で分かっていること
数日前にBYDがソーシャルメディアでHAN Lをちらつかせた後、間もなく登場することが分かりました。そして今、期待される内容について、さらに詳しく分かってきました。
今回のBYDの新型電気セダンは、中国工業情報化省(MIIT)の最新の届出データに登場しました。これは、まもなく販売される新型車のカタログで、先日発表されたテスラの新型モデルYも同じように公開されています。
この届出では、EVモデル2種とPHEVモデル2種の合計4つのバージョンが明らかになりました。HAN L EVは、シングルモーターとデュアルモーターの2つの構成で提供されます。シングルモーターモデルは、ピークパワー580 kW(777 hp)と、予想以上のパワーを備えています。
「2.7S」バッジ
BYDのデュアルモーター搭載のHAN Lは、フロントに追加の230 kW(308 hp)モーターを搭載しています。CnEVPostが指摘しているように、この車の後部には「2.7S」バッジが貼られており、これは0-100 km/h加速がわずか2.7秒であることを示唆しています。

これを比較すると、テスラモデルS Plaidは0から100キロまで2.1秒で加速します。中国では、モデルS Plaidは814,900人民元(11万ドル以上)からとなっています。テスラといえば、電気自動車のリーダー的存在である同社は、木曜日に中国で待望のモデルY「ジュニパー」のリフレッシュ版を発表しました。価格は26万3500人民元(3万6000ドル)からとなっています。
BYDはすでに中国でHAN EVを販売しており、価格は約20万人民元からとなっています。しかし、180kWのピークパワーを持つフロントの単一モーターは、「L」モデルよりもパワーがかなり劣ります。Han EVは0-100km/h加速を7.9秒で達成します。

全長5,050mm、全幅1,960mm、全高1,505mm、ホイールベース2,970mmのBYDの新型HAN Lは、モデルY(全長4,970mm、全幅1,964mm、全高1,445mm、ホイールベース2,960mm)とほぼ同じサイズです。
それ以外では、BYDのフィンドリーム部門のリチウムリン酸鉄(LFP)バッテリーパックを使用しますが、その他のバッテリー仕様は明らかにされていません。詳細は分かり次第後日改めてお知らせします。
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