中国規制当局への申請から判明した新型テスラモデルYローンチシリーズの詳細

TESLA News
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中国における規制当局への申請により、テスラの改良型モデルYに関するさらなる情報が明らかになりました。このモデルは本日、中国を含むアジア太平洋地域で発表され、予約が開始されました。

CATLとLGのバッテリー

中国工業情報化部(MIIT)は本日、間もなく販売が許可される予定のモデルの最新カタログを公開し、この中に、今回発表された新型モデルYジュニパーも含まれています。

新しいクルマが中国で販売されることが許可される最後の主要な規制プロセスが、このカタログへの登録で、一般からのフィードバックは1月11日から17日まで受け付けているようです。

モデルYの改良版は、製品モデル番号TSL6480BEVAR5、TSL6480BEVAR6、TSL6480BEVBA7で、カタログには3ページが割かれています。

モデルの全長、全幅、全高はそれぞれ4,797 mm、1,920 mm、1,624 mmで、ホイールベースは2,890 mmです。

テスラが本日発表した内容と同じく、重量は1,921kgと1,992kgの2種類です。

TSL6480BEVAR5とTSL6480BEVAR6はどちらもシングルモーターモデルで、最高出力は220kWとなっており、中国CATL製のリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーを搭載しています。

TSL6480BEVBA7は、フロントモーターのピークパワーが137kW、リアモーターのピークパワーが194kWのデュアルモーターモデルで、韓国LGエナジーソリューションが供給するリチウム3元系バッテリーを搭載しています。

中国版と日本版の違い

1月10日早朝、テスラの中国向けウェブサイトに改良型の5人乗りモデルYが掲載され、「ローンチシリーズ」と呼ばれる2つのバリエーションの提供が開始されました。

同社のウェブサイトによると、改良型モデルYの納車は、規制当局の承認を前提に、中国では3月から(日本では4月から)開始される予定です。

テスラは、改良型モデルYに2つのバリエーションを提供しており、そのうちの1つは、価格26万3500人民元(3万5940ドル)からのRWD(後輪駆動)バージョン、もう1つは、価格30万3500人民元からのロングレンジAWD(全輪駆動)バージョンです。

RWDモデルは62.5kWhのバッテリーパックを搭載し、CLTC航続距離(中国の電費規格)は593キロです。ロングレンジAWDバージョンには78.4kWhのバッテリーパックが搭載され、CLTC航続距離は719キロメートルで、テスラはこれがモデルY史上最も長い航続距離であると述べています。

また、WEBサイトの情報から、中国版では19インチと20インチのホイールが選択できますが、日本では20インチのヘリックス2.0ホイールのみ選択可能になっています。

これに加えて、WEBサイトのレンダリング画像からはフロントバンパーカメラの有無が見受けられます。実際には、中国だけでこの仕様を導入するとは考えにくいですが、日本を含むクイックシルバーのレンダリング画像には、フロントバンパーカメラが見当たりません。

もう一つ大きな違いとして挙げられるのが、フランクについているTのロゴです。かつて、イーロン・マスクCEOはサイバーキャブを発表した際に、クルマ自体がアイコンのため「ロゴ」は不要と行っていた通り、日本やオーストラリアのWEBサイトのモデルYにはロゴがありません。一方で、中国のグレイシャーブルーのレンダリング画像にはきっちりとフロントバンパーカメラが描かれています。

普通に考えると、FSDをはじめとする自動運転関係の入力データに大きく影響するので、中国版だけ導入するとは考えにくいのですが、モデル3ハイランドも、当初のレンダリング画像にはフロントバンパーカメラがあったものが実際のクルマにはついていなかった、ということもありましたのでもう少し詳細がわかるまで待たないといけないかもしれません。

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