テスラは2025年に初のヒト型ロボット「オプティマス」の大量生産を目指すようです。
- イーロン・マスク氏はオプティマスが史上最大の製品になる可能性を示し、技術の進歩に自信を見せました。
- 2025年に5,000台、2026年には5万台の生産を目指す計画で、「軍団」とも呼ばれる規模を実現する予定です。
- テスラは今年、オプティマスの生産開始を目指しており、その最初の生産は冗談では済まされないでしょう。
公開された全社員会議
テスラは2025年に「オプティマス」ロボットの量産を開始し、5万台を目指す野心的な計画を発表しました。
これまでで初めて一般にもリアルタイムで公開されたテスラの2025年第1四半期の全社員会議では、CEOのイーロン・マスク氏が、同社がこれまでで最も野心的な製品であるオプティマスについて、重要な最新情報をシェアしました。
マスク氏によると、テスラは今年、オプティマスの本格生産開始を目指しており、その最初の生産は5千台ということです。
テスラのオプティマスの急速な進化

テスラは2021年のAIデーイベントで、当初オプティマスを発表しました。当時、テスラはロボットのモックアップとスーツを着た人間を用意し、オプティマスがどのようなものになるかをデモンストレーションしました。
2022年には、テスラは実際に動作するロボットのプロトタイプを完成させていました。それ以来、オプティマスの進歩は急速で、昨年10月のサイバーキャブのお披露目では、数十台の人型ロボットが来場者と交流できる状態まで達しました。
オプティマスの可能性
先日開催されたテスラ全社員会議「オール・ハンズ」で、イーロン・マスク氏は、オプティマスは史上最大の製品となる可能性があり、そしてそれはおそらくは2番目の製品の10倍もの規模になるだろうと、改めてその考えを述べました。また、マスク氏はオプティマスの生産について最新情報を共有し、米国カリフォルニア州フリーモント工場で最初のヒト型ロボットが製造されたと述べました。
2025年のオプティマス軍団
オプティマスの増産について議論する際、マスク氏は、テスラ社は社内で、今年1万台から1万2千台のオプティマスのロボットを生産できるだけの部品を確保することを目指していると明らかにしました。しかし、オプティマスはこれまでの製品とは全く異なる製品であるため、1万台の半分でも生産できれば、テスラにとって大きな成功となります。テスラは2026年にはオプティマスの生産を大幅に拡大する計画で、来年は5万台、つまりヒト型ロボットの「オプティマス軍団」の生産を目指しています。
「ですから、今年、私たちはうまくいけばオプティマスのロボットを5,000台ほど作れるでしょう。技術的には1万台、あるいは1万2,000台分を作ることを目指していますが、すべてがまったく新しい、まったく新しい製品ですから、1万台の半分に達すれば成功だと言えるでしょう。」
「しかし、5,000台でもローマ軍団の規模ですからね。ちょっと怖い気もします。ロボット軍団全体が目の前に現れたら、私は『うわっ』となりますよ。でも、文字通り軍団を築くことになると思います。少なくとも今年中にロボット軍団を1つ、そして来年にはおそらく10の軍団ができるでしょう。軍団という単位は、ちょっとクールだと思いませんか?軍団のユニット。だから、おそらく来年は5万くらいでしょう」
テスラの2025年第1四半期全社員会議は下記でご覧いただけます。
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