旧型HW3搭載車両に朗報!テスラが中国でFSD V12.6をテスト中

TESLA News
https://x.com/Temodou_us
スポンサーリンク
  • テスラは中国で1世代前のHW3(ハードウェア3)搭載車両向けに完全自動運転ソフトウェアであるFSD V12.6の展開を開始し、テスラ中国従業員向けに社内テストを実施しています。
  • FSD V12.6は、車線変更の自然さや速度制御が向上し、FSD V13に近い機能を持つ最新バージョンです。
  • 中国市場でのFSD展開はHW3車両オーナーにとって朗報で、一般リリースは従業員テスト後1~2週間以内と予想されます。

驚きの速さで展開

テスラは、中国でHW3の車両にFSD対応を展開する準備を進めています。テスラ中国はその従業員を対象に、HW3搭載車両でFSD V12.6のビルドと思われるものを社内テストしています。

中国のソーシャルメディアプラットフォームRednoteに投稿された内容が、当初、ソフトウェアアップデートの詳細を共有し、その後、テスラニュースワイヤーによってシェアされました。 問題の車両が2023年式モデルYであることを確認し、HW3が搭載された1世代前のものに該当することを確認しました。

テスラは2月下旬に中国でHW4/AI4車両向けにFSDを導入しており、HW3車両へのサポート拡大は驚きの速さです。また、テスラがメキシコでFSDを発表してからわずか数週間後に、中国でもFSDが展開されています。

FSD V12.6の概要

https://x.com/Temodou_us

FSD V12.6について知っておくべき重要なポイントを以下にまとめます。

FSD V12.6は、テスラによるHW3搭載車向けのFSDの最新リビジョンであり、機能面ではFSD V13とほぼ同等です。このバージョンには、3つのスピードプロファイル(チル、スタンダード、ハリー(急ぐ))が含まれており、車線変更時のFSDの「積極性」をコントロールし、制限速度内、または制限速度に近い速度を維持します。

このバージョンのFSDには、改良されたコントローラーが搭載されており、より自然な車線変更の判断が可能になったため、V12.5やV12.3のビルドよりもはるかに優れた機能を備えています。

長年オートパイロットを使用してきた中国のテスラユーザーにとって、FSDは衝撃的な機能です。市街地の道路を走行し、曲がり角や交通標識を処理し、最小限の介入で目的地まで運転することができるのですから。

いつ本格リリースされるのか?

中国の道路は非常に混雑しており、交通関連のレイアウトも複雑であるため、テスラが市場にHW3車両のサポートを導入するかどうかはわかりませんでした。このニュースは、中国におけるFSDだけでなく、すべてのHW3車両のオーナーにとって、ポジティブで心強い兆しです。

テスラは通常、一般顧客にリリースする前に自社の従業員にソフトウエアアップデートを公開し、バグの発見と修正の機会を従業員に提供しています。通常、従業員車両にアップデートが公開された後、大きな問題が発生しなければ、1~2週間以内に顧客に公開されます。

中国では現在、FSDのサブスクリプションがまだ利用できないため、完全自動運転ソフトウェアを使おうと思うとFSDオプションを購入する必要があります。中国に住んでいて、HW3搭載の車両で既にFSDオプションを購入している方は、中国国内でFSDを利用できるようになるまでそれほど長くはかからないと考えられます。

中国で1ヶ月FSD無料キャンペーン開始

テスラは3月17日から中国国内で、FSDの1ヶ月無料キャンペーンを開始しました。この取り組みは、北米でFSDを展開する際にも用いられたキャンペーンで、米国では納車時に必ず顧客にFSDの体験を指せることまで義務付けられた経緯もあります。

こうしたことからも、中国でFSDが全面的に展開されるのは時間の問題のようにも思われます。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

テスラ関連の最新記事を毎日随時アップしていますので、過去のニュースはこちらを参照ください。

※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。また、運営者はテスラ株式のホルダーです。

コメント

  1. jun より:

    テスラの株主でありながら、客観的で冷静な判断には敬意を表します。しかし、イーロン・マスク氏やテスラの発表を鵜呑みにするのは危険であると私には映ります。実際、以下のような報道があります:

    「テスラFSDの惨敗」一晩で34件の交通法規違反、中国市場で未完成品販売の論争激化(2025年3月11日)
    https://www.autopostjp.com/auto-news/article/48133/#google_vignette

    テスラFSD中国配信停止の背景:外資メーカーが直面する中国のコンプライアンス壁 | MobyInfo(2025年3月29日)
    https://mobyinfo.com/makers/why-tesla-fsd-paused-in-china-regulatory-insights/?doing_wp_cron=1743648635.4846830368041992187500

    ハダハダ ‘中国から退出’.. テスラ、行くまで行ったという現状 ‘衝撃’(2025年3月30日)
    https://newautopost.co.kr/ja/issue-plus/article/165284/

    元NASAエンジニアの米国人Mark Rober氏が2025年3月16日に公開した動画を否定するために、テスラのオナーが、人間の眼前でテスラがストップする動画を公開されましたが、上記の状況下において、どれだけ多くのテスラのオナーがテスラが壁に激突しないとの動画を公開したところで何の意味もありません。中国は米国との関税戦争にて事実を捻じ曲げた虚実を主張する可能性は大いにあり得るとは思いますが、

    米運輸省のトランプ候補、テスラの安全性調査は継続すると発言 — TradingViewニュース(2025年1月16日)
    https://jp.tradingview.com/news/reuters.com,2025:newsml_L4N3OB1IX:0/

    と米国の連邦政府のNHSTAがテスラのFSDを疑問視しているのであるから、Mark Rober氏の動画の真偽を問うことは全く意味がありません。

    その記事の内容を改めたくここに参りましたが、削除されたのでしょうか?
    テスラの株主ながら公平無私な見解を貫くあなたはご立派な人であると確信しますが、イーロン・マスク氏をこのまま信じて入れば、いつの日か手痛い目に遭われることを杞憂します。

    私も改めて自分の主張を推敲して正確を期しました。

    テスラが2025年6月中に自動運転タクシーを始められないのは確定的!?・・ある科学者からの警告
    https://note.com/jun915/n/n89575f03d50a#7959d342-b215-4fee-b0fa-945529ba2597

    にあるように、イーロン・マスク氏のこれまでの軽率な言動は許容されるものではないとしか私には思えません。

タイトルとURLをコピーしました