障害物などがないにも関わらずいきなり自動的にブレーキが掛かる「ファントムブレーキ」に関するテスラに対する訴訟が正式に前進することになりました。
問題を意図的に消費者に隠していた
今週、裁判官が訴訟の一部を却下した一方で、同社がこの問題を意図的に消費者に隠していたという原告側の主張には訴訟の継続許可を与えたためです。
ロイター通信によると、米国地方裁判所のジョージア・アレクサキス判事は金曜日、集団訴訟の提案の一部を却下する一方で、テスラがファントムブレーキ問題を隠蔽したという申し立てに基づいて訴訟を進めることができると述べました。 また、EVの衝突監視システムの問題により、テスラ車の所有者が自動車保険料の過払いを余儀なくされたという申し立てを含む、訴訟の他の部分は却下されました。
米国運輸保安局も調査中
この訴訟は、2023年に集団訴訟として最初に提起・提案されたもので、テスラの前方衝突警告システムに関するものです。原告は、前方に安全上のリスクが全くない場合でも、前方衝突警報が誤って発せられたと主張しています。テスラは、この訴訟全体を却下するよう求め、さらに、2021年に原告の1人にモデル3を販売した際、テスラがブレーキ問題を認識していたという主張を否定しました。
意図しないブレーキがかかるという結果により、原告はテスラの保険料が誤った衝突警告により値上げされていると主張し、さらにテスラは2015年にはすでにこの問題について知っていたと付け加えました。これに対し、テスラの弁護士は、原告はこのような情報を隠蔽する具体的なやり取りを指摘していないと反論しました。
アレクサキス判事によると、この訴訟は、テスラがウェブサイト上で情報を隠していたという主張と、以前はほとんどの顧客が購入時に使用していた同社のオンライン表現との「点と点をうまく結びつけた」ものです。 また、裁判官は、保険請求に関する訴訟を復活させたい場合は、原告が訴状を修正して提出できると述べています。
この訴訟を受けて、米国運輸保安局(NHTSA)は、この意図しないブレーキの問題に関して、354件の苦情を理由に、モデル3とモデルYの41万6000台について予備調査を開始しました。この問題に関連する事故や負傷の報告はなく、同局は調査開始以来、調査を拡大していません。
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