先週、56億ドルという巨額の新規資本を獲得したアルファベットの自動運転部門ウェイモの企業価値は、現在450億ドル(約6.8兆円)以上と報じられています。
自動運転分野の最先端
オートモーティブニュースによると、グーグルの親会社アルファベットが主導した今回の資金調達ラウンドには外部投資家も参加したと報じました。ウーバーとの提携拡大と並行して、この資金流入により、ウェイモはサンフランシスコ、ロサンゼルス、フェニックス、そしてそれ以外の地域でも、ウェイモ・ワン・ロボタクシーサービスを拡大し、毎週15万回以上の有料乗車を提供できるようになると考えられます。
ウェイモは、自動運転技術の分野における進歩の象徴となっています。この技術は長年挫折を繰り返し、広報上の問題も数多く発生してきました。今年初めには、サンフランシスコでウェイモのロボタクシーが自転車と接触する事故を起こしました。幸いにも、自転車に乗っていた人は軽傷で済みましたが。
ウーバーとも提携
それでも、その成功の大きな要因となっているのは、親会社であるアルファベットの財政的支援です。ウェイモはアルファベットの「Other Bets」(「他の賭け」:大化けするかもしれない新規事業への投資)ポートフォリオの一部であり、このポートフォリオにはベリリーも含まれており、ベリリー自体は第3四半期に3億8800万ドルの収益を報告しています。
また、ウェイモに関しては、アルファベットは今年6月にもさらに50億ドルを追加し、今後数年にわたって分配していく予定です。 ウェイモは、ウーバーとの新たな提携により、オースティンやアトランタなどの新たな市場への進出も目指しています。 その仕組みは、サンフランシスコやその他の都市でウェイモが採用している方法とほぼ同じで、助手席に安全運転手は乗車しません。
去年から10倍増加

ウェイモは、有料乗客を乗せた走行回数は週平均10万回で、昨年と比較して10倍に増加したと発表しています。同社はまた、フェニックスとサンフランシスコで高速道路での完全自動運転の運用を開始し、ニューヨーク州バッファローとワシントンDCでシステムのテストを行っています。
オートモーティブニュースによると、ウェイモの共同CEOであるテケドラ・マワカナ氏とドミトリ・ドルゴフ氏は、最近の資金調達に参加した既存の投資家として、アンドリーセン・ホロウィッツ、フィデリティ、ペリー・クリーク、シルバー・レイク、タイガー・グローバル、T.ロウ・プライスを挙げました。
もちろん、ウェイモはテスラとの競争に直面する可能性が高いです。テスラは「We, Robot」イベントで、自動運転のロボタクシー「サイバーキャブ」を発表しました。テスラはすでにベイエリアの従業員向けに配車サービスを提供していますが、現在は安全運転者の運転に頼っています。
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