テスラ(NASDAQ: TSLA)は、ここ12日間のウォール街での取引のうち11日間でプラスで取引を終え、シティ銀行に電気自動車と人工知能の両方のセンチメントにおける「触媒」を根拠に株価目標を引き上げる理由を与えたようです。
182ドルから274ドルに
先日、ロボタクシーのお披露目イベントの延期が報じられたことで、市場では大幅な下落が見られましたが、シティは目標株価を182ドルから274ドルに大幅に引き上げた一方で、同社の株式評価は「中立」を維持しています。
シティのアナリストは、テスラの株式について、短期的な見通しにさらに確信を深めています。テスラの株価は、過去1か月で驚異的な上昇を見せ、わずか30取引日で40%も上昇しました。
これは主に、予想を上回る収益、同社のエネルギー部門が好調な業績を上げていること、そして電気自動車と人工知能の分野における将来的な見通しによるものです。
新製品やAIの起爆剤が必要
シティの視点では、株価上昇の要因は「EVの基本的なファンダメンタルズ」ではなく、テスラが自動車とAIの分野で大きな進展を遂げる必要があると考えています。
「2024年第2四半期の納車目標達成も心強い材料であり、予想の上方修正につながり、今夏におけるEVへの好感度の改善というシティの根本的な見方を裏付けるものとなりました。しかし、新製品やAIの起爆剤がない限り、EVの基本的なファンダメンタルズだけでは、テスラの株価がここから大幅に上昇する可能性は低いと当社は考えています。」
テスラには、特に次世代プラットフォームの展望を考慮すると、多くの開発案件があるはずです。このプラットフォームは、ロボタクシーと別の新型車のベースとなるものです。将来的に、バンなど、他にも多くの開発案件がある可能性があります。

テスラはかねてから大手自動車メーカーと完全自動運転のライセンス供与について協議しており、これにより自動運転レースにおける同社の主要プレーヤーとしての地位がさらに強固になる可能性があります。
テスラ側での努力はまだまだ必要ですが、それはいずれ実現するでしょう。しかし、先日報道されたように、8月に予定されていたロボタクシーのお披露目イベントが疑わしいという大きな疑問が残っています。
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