FSD V12.4.3 がより多くの車両にリリースされ続けている中、イーロン・マスク氏は、FSD V12.5 はすでにテスト段階にあり、いくつかの重要な機能が追加される予定であるとXに投稿しました。
v12.5の機能改善は、より稀で複雑な状況や車両間通信に重点が置かれる予定です。テスラのオートパイロット担当責任者であるアショク・エルスワミ氏も、FSDがこの時期にバックでの走行ができるようになるだろうと述べています。
市街地と高速道路のスタックを統合
FSD v12はこれまで、市街地用のスタックと、v11から引き継がれた旧式の高速道路用のスタックという、マルチスタック構成となっていました。FSD v12.5では、マスク氏によると、市街地用と高速道路用のスタックが再び統合されるとのことです。つまり、これまで活用されてきた高速道路スタックは廃止されるということです。
これは、FSD v11でテスラが高速道路と市街地のスタックを初めて統合した際に経験したような、高速道路走行中の機能の後退を引き起こす可能性があります。その際は、最終的に問題が解消されたとき、私たちは高速道路でのよりスムーズで優れたオートパイロット体験を手に入れることができました。FSD v12.5がリリースされたとき、私たちには同様の問題が発生する可能性がありますが、FSD v12.5では市街地走行でv12が果たした役割を高速道路で果たすものと期待しています。
車両間通信
テスラのFSDは地図に大きく依存しており、その地図情報に基づいてルートや車線変更が指定されます。つまり車両に問題が発生しても、それを他の車両に伝えることができません。そのため、すべての車両が同じ問題に直面することになります。FSD V12.5では、道路の閉鎖やその他の障害をリアルタイムで他の車両に伝えることができるようになります。これにより、ソフトウェアの更新を待つ必要がなくなり、FSDは、他の車両からより多くのデータが収集されるにつれて常に改善されるソフトウェアへと変わります。
サイバートラックにようやくFSDを搭載
マスク氏は、Xの最近の投稿で、V12.5により、ついにサイバートラックにFSDが搭載されることを認めました。現在、すべてのサイバートラックにはートラフィック・アウェア・クルーズ・コントロール（TACC）のみ搭載されています。オートパイロットとFSDの機能は、他のすべての機能とともに現れる予定です。
本物のスマートサモン（ASS）
マスク氏は、「本物のスマート・サモン」（ASS）についてかなり語ってきました。
FSD 12.5では、新しいビジョンベースのサモンがようやくリリースされるかもしれません。これにより、ビジョンのみの車に初めてスマート・サモンの機能が導入されます。これは、新しいオートパーキングと同様に、すべての車両に大幅な改善をもたらすものと期待されています。この新しいサモンは、テスラのオートパイロットのリードによって開発された、車をバックで移動させる機能と結びついています。そのため、FSD 12.5で両方とも現れるか、後日のリリースまで待たなければならないかのどちらかになると思われます。
リリース日
マスク氏は当初、FSD V12.5は6月下旬にリリースされると述べていましたが、FSD 12.4には何度か延期があり、その時期が過ぎました。FSD 12.4は当初2024年5月にリリースされましたが、一般テスターに公開されるまでに何度も長い修正が行われました。このスケジュールから考えると、FSD 12.5 は FSD 12.4 のリリースから 4～6 週間後にリリースされる予定だったようです。FSD 12.4.3 が最終的に良い評価を得ることができれば、FSD 12.5 は今後 4～6 週間、つまり 8 月下旬頃にリリースされる可能性があります。
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