テスラ最大のライバルとなるか?リヴィアンの将来を展望

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リヴィアンとフォルクスワーゲンの合弁事業発表後まもなく、リヴィアンはいくつかの重要事項について話し合うための短い即席の投資家向け電話会議(インベスター・デイ)を開催しました。この電話会議を自分で聞きたい場合は、このリンクでいくつかの簡単な情報を入力すれば可能です。そして、その翌日6月27日にはリヴィアンがインベスター・デイを開催しました。

それでは、リヴィアンが電話会議とインベスター・デイで発表した素晴らしい内容について詳しく見ていきましょう。

フォルクスワーゲンの投資

リストの最初の項目は、もちろんフォルクスワーゲンとの合弁事業の発表でした。この電話会議で、フォルクスワーゲンが2025年以降に予定されている40億ドルの投資に加え、10億ドルの初期投資を行うことが公表されました。

リヴィアンは、この投資をイリノイ州ノーマルの工場におけるリヴィアンR2の生産拡大と、ジョージア州に建設予定の工場の開発に重点的に使用していく意向であると述べています。また、R2またはR3プラットフォームをベースとするフォルクスワーゲンの電気自動車向けに、今後ソフトウェアとECU(電子制御ユニット)ハードウェアを提供することも認めました。

両社は合弁会社の責任をシェアし、リヴィアンとフォルクスワーゲンはそれぞれ1人の共同最高経営責任者(co-CEO)を任命します。合弁会社と投資の仕組みの詳細についてご興味をお持ちの方は、ぜひこの電話会議をお聞きください。

新車、新プラットフォーム

リヴィアンは、インベスター・デイの場でテスラのスライドとよく似たスライドを披露し、5台の「謎のクルマ」を公開しました。 レポートによると、アップデートされたR1 Gen 2プラットフォームには、以前にお披露目されたR1Sサバーバン・エディションに似た新しい車両が追加されています。 R2/R3プラットフォームには、ワゴンやホットハッチに似た小型車両もラインナップされています。最後に、「手頃な価格のマスマーケット」プラットフォームには、フルサイズのSUV、小型SUV、そして何になるか分からない車が描かれています。

総じて、リヴィアンには期待が持てるニュースがあります。合弁事業は、リヴィアンにとって生命線であり、より手頃な価格のマスマーケット向け車両の開発を推進する好機でもあります。これにより、手頃な価格の電気自動車ブランドとしての地位が確立されるでしょう。

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Credit:Rivian

新型バッテリーパックと双方向充電

リヴィアンのプラットフォーム(Gen 2 R1シリーズおよびR2/R3プラットフォームを含む)のもう一つの大きなアップデートは、バッテリーパックの更新です。この更新されたバッテリーパックは車の構造体を兼ねるストラクチャラルであり、構造部品のコストを約50%削減するという大幅な改善を実現しました。リヴィアンは、テスラの4680バッテリーセルに似た4695セルを、更新されたバッテリーパックに使用します。これらのセルのサイズは製造が容易で安価ですが、冷却が難しいという課題がありました。テスラにとっても同様で、冷却が難しいことで最大充電速度が低下していましたが、テスラは最近、この分野において大幅な改善をおこなっています。

リヴィアン車はすべて、CCSのV2H/V2L(車両から家庭/車両から系統)プロトコルに対応していますが、これまで無効にされていました。リヴィアンは、V2H用の双方向充電器を導入するとともに、すべての旧型リヴィアン車の機能を解除するソフトウェアアップデートも行う予定です。

エレクトロニクスと駆動モーター

フォルクスワーゲンの投資の重要な部分には、リヴィアンの新しいエレクトロニクスであるゾーンコントローラーへのアクセスも含まれています。リヴィアンは、車両の各部分を集中管理できるゾーンベースのECUを開発しました。その結果、同社のGen 2プラットフォームでは、ECUの数が60%減り、ケーブルハーネスの長さが1.6マイル短くなり、重量が44ポンド軽くなりました。

これは相当な数字であり、リヴィアンが自社の車両プラットフォームの大量生産体制を確立する上で、大きな一歩となるでしょう。

もちろん、バッテリーや電子機器だけではありません。リヴィアンが自社開発したモーターもアップデートされ、アクスルごとに1つのモーターを搭載するモーターバリエーションでは、1台あたりのコストが30%削減され、工数も30%削減されました。このモーターは、エンデューロの後継モデルに搭載され、R2とR3の主要駆動ユニットとなります。

リヴィアンスペース、リヴィアンアドベンチャーネットワーク

リヴィアンの販売は、リヴィアンスペースとして知られています。これは、実際に車両を見たり、リヴィアンの販売員から説明を受けたり、すべての機能について学んだりできる場所です。スペースは一般的に数が少なく、2024年現在で12店舗、昨年は2店舗しかオープンしていません。

これに対処するため、リヴィアンはスペースの大幅な拡大を計画しています。2024年と2025年を通して40以上のスペースを開設する予定です。これは、リヴィアンが現在ターゲットとしている一部の消費者層から、より幅広い大衆市場に自社の車両を浸透させる大きな一歩となるでしょう。

リヴィアンショップも、新しく導入されたユーザーインターフェイスとともに、多くのアップデートを受ける予定です。これには、リース返却車を含む中古リヴィアンを販売するための専用プラットフォームも含まれます。

リヴィアン・アドベンチャー・ネットワーク(RAN)は、この夏一般公開される予定です。これにより、リヴィアン以外の車両も初めてそこで充電できるようになります。リヴィアンはRANの拡大に尽力しており、北米地域での「充電砂漠」を埋め尽くすことを目指しています。

リヴィアンは以前、NACSをスタンダードとして採用しており、NACS内蔵車の生産をまもなく開始する予定であるため、RANでもNACSプラグが使用されるようになることが期待されます。

サービスセンターとサービス

スペースの拡大に加えて、リヴィアンは現在59カ所のサービスセンターを運営しており、2025年までに100カ所以上のサービスセンターを開設することを目指しています。これは相当な増加であり、リヴィアンは、サービスセンターから遠方のお客様にもリヴィアン・モバイル・サービスが対応できるようになることも目指していると述べています。

同社のサービスセンターは、他の同種のサービスセンターよりも約50%小さい規模にとどめる予定です。これは、作業指示の約70%がモバイルサービスで完了するためです。これは、テスラが大型の衝突センターを主要都市の中心部に設置し、小規模なサービスセンター/納車センターを主要都市に分散させるというアプローチと非常に似ています。テスラは以前、サービスオーダーの約80%はモバイルサービスで対応できると述べていましたが、リヴィアンもほぼ同様です。

リヴィアンは、車両ログやデータ、既知の不具合を引き出すことができるAIチャットシステムを導入する予定です。これにより、リヴィアンオーナーや顧客は、担当者に連絡を取る前に、サービスリクエストのサポートを受けることができます。AIはサービス予約のスケジュールを立てることができ、タイヤローテーションなどの定期メンテナンスも提案することができます。このサービスは、まずリヴィアンの商用車プラットフォームであるEDVとECVで実現していく予定です。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・編集して作成しています。

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