テスラはハードウェア4.0をインストールした車両の納車を開始したようですが、まだ特定の機能は利用できないという状況です。
テスラの完全自動運転FSD ハードウェア(HW)4.0は、テスラのハッカーで有名なGreentheonlyがツイッターでHW4の写真と詳細を披露した際にリークされ、HW4では5メガピクセルカメラへのアップグレード、演算処理能力の向上、全く新しい高精細レーダーが搭載される予定だと説明しています。
数週間前、私たちはテスラが最初のHW4車両を、追加のカメラなしで納車することを報告しました。その直後、ツイッターユーザーのKilowattsがテスラの車両置き場のひとつに入り、ハードウェア4.0を搭載した最初のテスラの一部を撮影することができたのです。
HW4搭載モデルXの納車
Redditの投稿者が、新型のハードウェア4.0を備えた2023年式モデルXの納車の写真と動画を公開しました。彼の投稿によると、この車両は2月25日に製造され、製造からわずか10日後の3月5日に納車されたとのことです。




まだ未完成のソフトウェア
しかし、テスラはまだHW4用のソフトウェアの開発とテストを続けているようで、彼の車のいくつかの機能は現在利用できない状況です。これらの機能には、オートパイロットやトラフィック・アウェア・クルーズ・コントロール(TACC)など、車両のカメラを利用するほぼすべての機能が含まれます。完全自動運転ベータ版(FSDベータ版)も無効化されています。
画面上のビジュアライゼーションも表示されず、車両はほとんど何のビジュアライゼーションも表示しない状況との事です。投稿者によると、道路標示のみが表示されるようです。
車両は、ソフトウェアタブ、「追加車両情報」ダイアログ、テスラのサービスメニューなど、通常の場所のいずれにおいても、HW4であることを認める詳細を表示することはありません。しかし、この所有者によると、テスラ自身がこの車両にテスラの最新FSDハードウェアが搭載されていることを確認し、筆者の写真でも新しいカメラの存在を認めている、とのことです。
他のテスラ車へのHW4導入スケジュール
テスラはHW4のソフトウェアの開発を続けていますが、モデル3およびモデルYは、今年のどこかの時点でHW4への変更で続くと予想しています。テスラのモデル3刷新を目的とした「プロジェクト・ハイランド」は道半ばですが、テスラは、新しいハードウェアが生産増強のために制約を受ける可能性があるため、まずサイバートラックにハードウェア4.0を追加する可能性があります。
HW4のレトロフィット(後付け)
テスラCEOのイーロン・マスク氏は、HW4が後付けで利用できるようになることはない、と発言しています。HW3が人間よりも安全である限り、アップグレードの必要はないと言っているのです。コンピューター全体が作り直され、配置も変更されたため、HW3の車両にポンと入れるのはかなり難しくなっています。
先月、GreentheonlyがHW4についてリークした後、自動車技術評論家サンディ・ムンロ氏はHW4のあらゆるディテールと期待することを説明する詳細なビデオを共有し、そこでレトロフィットが実現不可能な理由も説明しています。
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