テスラ、年度末の販売拡大に向けて中国の消費者に「今注文すれば今月中に納品」を約束

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Credit:Tesla
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今回の変更は、中国におけるテスラ車の各モデルの納車待ち時間にほとんど変化を与えないように見えますが、この動きは注目に値します。

テスラは、中国ギガ上海製モデルの納車予定日を微妙に変更することで、中国の消費者に年内納車という約束を提供しています。テスラの中国サイトに掲載された最新情報によると、中国におけるモデル3およびモデルYのすべてのグレードの納期予定が、本日「2022年12月」に変更されました。

テスラは上海にモデル3およびモデルYを生産するギガ上海工場を持ち、現在中国ではモデル3が2バージョン、モデルYが3バージョン提供されています。本日の変更前、これらのモデルはすべて、1~5週間の納期予定が表示されていました。

今回の変更は、中国におけるテスラ車の納車待ち時間にほとんど変化がないように見えるのですが、この動きは注目に値します。中国製テスラモデルのうち、エントリーモデルのモデル3およびモデルYは、中国が今月末に期限切れとなる新エネルギー車(NEV)購入のための補助金を利用するため、補助金前の価格を30万元以下に抑えています。

テスラのウェブサイトに表示されたモデルの納期予定が1~5週間であった場合、これから購入を検討している潜在的な消費者は納期が来年に延びて、結果的に補助金を受け取れなくなる可能性があることに懸念を示していました。

これを受けて納車予定日を12月と表示することは、中国地元の消費者に対して、今注文すれば今年の購入補助金を引き続き受け取ることができるというお得な約束をしていることになります。

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Tesla Photo:Xinhua

今回の年末に予定されている補助金の期限が近づくにつれ、テスラ各モデルの納車待ち時間や価格などの情報更新が今後注目されます。テスラは10月24日、中国でモデル3およびモデルYの全車種の価格を引き下げ、エントリーモデルのモデルYの価格を30万元以内にすることで、この年末で終了予定の購入補助金を享受できるようにしました。

テスラは11月8日、12月31日までにすでに生産されたモデル3およびモデルYを購入し、テスラの保険パートナーから自動車保険に加入した消費者は、最終支払額の割引を受けることができると追加で発表しました。これらの車両を購入した場合、11月8日から11月30日の間に納車する場合は8000元、12月1日から12月31日の間に納車する場合は4000元の割引が適用されるというキャンペーンです。

本日未明、The Paperは、テスラが中国でも内燃機関自動車の所有者に下取りを奨励する特典を提供し始めたと報じています。12月31日までに注文し、納車までに下取り契約を完了させた消費者には、強化型オートパイロット(EAP)ソフトウェアの90日間無料体験が提供される、とのことです。

テスラは2021年2月5日に中国でEAP機能オプションを開放し、アップグレード費用はFSDの半額である3万2000元(約61万円)です。EAPはベーシックオートパイロット(BAP)よりも、ナビゲーション利用時の走行自動支援、車線変更自動支援、自動駐車、サモンなどの機能が追加されるオプションです。

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