2022年のテスラは、どこまで成長できるかとバッテリーセルが課題

tesla-battery-4680-production-line

テスラにとっての来たる2022年はどうなるかと考えると、2021年と同様に「成長」を軸にしたものになると考えられます。しかし、さらに競争が激しくなる中で、バッテリーセルの確保に改めて注力することになるでしょう。

ギガファクトリー上海

2021年を通してギガファクトリー上海は、成長の余地が十分にあることを証明し、テスラの新しい主要輸出拠点となりました。

2021年に当初の計画では年間約70万台の生産予定でしたが、2021年末には年間100万台超の生産台数を実現しようとしているようです。

gigashanghai03
https://youtu.be/esa7iC0MOJ8

予定される新製品の影響は軽微

テスラは2021年にリフレッシュされた新型モデルSとモデルXを発売し、既存のラインナップに多くの新機能を追加しましたが、全く新しい製品を発表・発売したわけではありません。

2022年もテスラにとって、それほど新製品が登場することはないのではないかと思います。

Tesla-Hatchback-Drawing
Credit:Tesla
tesla-cybertruck-02
https://youtu.be/8NkRT_y9zms

2万5000ドルのいわゆる「モデル2」を発表したり、サイバートラックを発売したりする可能性はありますが、どちらかが実現しても2022年の年末になりそうで、年間の成績にはあまり影響はないと考えられます。

2つの新工場の稼働と4680型バッテリーセル

テスラの2022年は、ギガファクトリー・テキサスとギガファクトリー・ベルリンの両方で生産が開始・増強され、再び成長することになると考えられます。

2022年におけるテスラの最も重要な目標は、これらの2つの新設工場で、良い粗利と良い生産効率を維持しながら、可能な限り多くの生産量を達成することです。

Tesla-4680-Battery-cell

新製品は重点分野にはならないと考えられますが、成長は新製品からもたらされるかもしれないです。テスラがこれら2つの新工場で生産する予定のモデルYは、基本的にテスラの新しい4680型バッテリーセルを搭載した、まったく新しいバージョンの自動車になる予定です。

そして、テスラにとって、2022年もバッテリーセルが非常に重要なファクターになるということです。

テスラは2022年にバッテリーセルの主要メーカーになることを目指しており、これは同社にとって新しい試みです。

テスラは長い間、バッテリーセルに関わってきましたが、昨年フリーモントの4680型セルのパイロット工場で生産を開始するまで、自ら製造したことはありませんでした。

2022年、テスラはその4680型のバッテリーセルをギガファクトリー・テキサスとギガファクトリー・ベルリンで同時に大量生産へと拡大することを視野に入れています。

giga-belrin-2
ギガファクトリーベルリン
giga-texas
ギガファクトリーテキサス

テスラは、現在もサプライヤーからできるだけ多くのバッテリーセルを購入していますが、2022年の自社セル生産は、他社との差別化になると考えられます。

また、その電池を製造するための原材料の確保にも焦点が当てられると考えられます。既存のニッケル、リチウム、黒鉛の採掘会社や鉱山からの増産は、今後数年間では供給量として十分とは言えません。

テスラが新しいプロジェクトの資金調達のために、資源開発契約にもっと関わるようになったとしても驚かないでしょう。テスラはこれまでにもこの分野に足を踏み入れていますが、今後数年のうちに大きなインパクトを与える可能性を秘めています。

とは言うものの、最終的には2022年に実現するテスラの4680型セルの生産量に注目すべきです。年末までに年間50GWhを達成し、車両全体の生産能力を200万台とすることまでが実現可能なレベルです。

イーロン・マスクCEOがよく指摘するように、製造は最も難しいことであり、つまりテスラはこの2つの目標を達成しようとすると、多くの課題に直面することになるのです。

2021年の決算発表は、同社がこれらの目標をどのように乗り越えようとしているのかに多くの焦点を当てることになりそうです。

2022年 テスラの「サイドプロジェクト」

これらのどれかを「サイドプロジェクト」と呼ぶのは極めて課題の矮小化になるでしょう。

10億ドル規模の企業の中には、テスラの「サイドプロジェクト」に対して競争力のある製品を提供することで成り立っている企業もあります。

しかし、テスラの最大のインパクトは、電気自動車の普及を加速させることであり、それは誰よりも魅力的な電気自動車を大量に生産することで達成されるのだと考えられます。

したがって、2022年には、100万台以上(おそらく150万台に近い)のモデル3とモデルYを製造・納車し、さらに多くの電気自動車生産をサポートするためのサプライチェーンを構築することが、最もインパクトのある事象となるのです。

とはいえ、テスラは完全自動運転のような他のプロジェクトも進展していくと考えられます。

テスラは2021年に自動運転で大きな進歩を遂げましたが、2022年も似たようなものになると思います。2022年にテスラがFSD(Full Self-Driving)が完成する年だとは考えられませんが、それに近づき始めるかもしれません。

電動トラック、テスラセミも2022年にはより重要な製品になると思われますが、テスラがこれを大量に生産できるようになるのは2023年、つまり自社のバッテリーセル生産がより大量に達成されるようになる頃だと考えられます。

前述したように、テスラはサイバートラックの生産開始を2022年と案内していますが、実現するとしたらかなり遅い時期になるでしょう。2023年がサイバートラックのビッグイヤーになると考えられます。

ロードスターについては、2022年に新しいプロトタイプが登場するかもしれませんが、2023年まで生産が開始されることはないでしょう。

2万5千ドルの新型テスラいわゆる「モデル2」もプロトタイプのお披露目があるかもしれませんし、大規模なニュースになりそうですが、2024年から25年まで生産に至らないものだと考えられます。

2022年には他にもサプライズがあると思いますが、根幹はバッテリーセルの生産が拡大しモデル3とモデルYの成長の実現だと考えられます。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

4680型セルの自社生産がどこまで軌道に乗るか、ですかね。

テスラ関連の最新記事を毎日AM7:00にアップしていますので、過去のニュースはこちらを参照ください。

人気記事

ブレーキフルードも配管も全廃。テスラCybercabが採用した「完全ドライEMB」の構造と4輪独立制御
ソフトウェアアップデート2026.38で何が変わる? Intel搭載車へのSC構内3Dマップ開放と「ダイナミック・ヘッドライト・レベリング」の正体
なぜテスラは注文画面で大々的にアピールしないのか? パフォーマンス限定「生涯コネクティビティ」の譲渡制限と実質維持費
前面・側面・横転すべてで5つ星。2026年型テスラModel 3がNHTSA全試験で最高評価を獲得した骨格設計
CHAdeMOアダプター不要の時代へ。テラチャージが2028年よりNACS充電器2,500口を展開する意味
【2026年最新】テスラのおすすめカスタムロック音・施錠音サウンド集|人気ビデオゲーム・映画・アニメ効果音
【レベル4認可への最短ルート】全道路解禁を捨てたテスラAIチーム:高速道路限定FSDが日本でも実現する理由
テスラ130kW対応の新型チャデモアダプターは買うべきか?2027年1月発売・10万円弱の費用対効果と充電口数12倍の実態
満車時は1分100円。テスラSC「充電時間超過料金」の課金条件と5分猶予ルール、米国で進む80%混雑料金の現在地
ブラウザ埋め込みから脱却へ。テスラ・シアターの内部API改修がもたらす動画ストリーミングの高速化とサービス拡充

新着記事

新型ロードスターは3グレード展開へ。公道仕様からコールドガススラスター搭載のRocketまで判明した主要スペック
欧州テスラが年産100万台へ:ギガベルリンの現行週7500台から約2.7倍増産計画と環境認可プロセス
テスラ130kW対応の新型チャデモアダプターは買うべきか?2027年1月発売・10万円弱の費用対効果と充電口数12倍の実態
テスラ デリバリーセンター名古屋みなとが10月28日オープン:最大130台収容の東海新ハブ
ハンドルもミラーもない車内で乗客は何を見るのか? サイバーキャブが後方・側面カメラ映像を画面投影する理由
トランス工事待ちの2年をスキップ。テスラがスーパーチャージャーを前倒し開通させる「Flex Connect」の仕組み
公式ノートに書かれない「2026.32」の隠れた変更点。ブラウザ広告ブロックとシートヒーター20分自動OFFの狙い
カナダのモデル3受注停止の引き金。中国の税制改正が日本の販売価格に及ぼす影響度
テスラ・ロボタクシーがスーパーチャージャーで手動充電される理由。オースティン現場動画が明かした運用の実態
自宅に着いたらガレージを開けてミラーを畳む。テスラ最新コードに隠された車載自動化システムの活用法

※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。加えて、記事内のリンクにはアフィリエイトリンクが含まれていることがあります。また、掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。更に、運営者はテスラ株式のホルダーです。

タイトルとURLをコピーしました