テスラ中国、モデルYをアップデート!航続距離が伸びるも…

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テスラは、中国でベースとなるエントリータイプのモデルYをアップデートしましたが、その変更点は非常に興味深いものです。

車名の変更以外にも、推定航続距離が伸びています。さらに、車両の性能表示も更新されています。

テスラのモデルYは、今年初めに中国市場に導入された際、「スタンダードレンジ」という名称が付けられました。ベーシックなオートパイロットやバイオ・ウェポン・ディフェンス・モード(超高性能HEPAフィルターを利用した空気清浄システム)などの主要機能を搭載しながら、価格を抑えたこのモデルは人気を博し、テスラはニーズに応えるべくこのモデルを海外にも輸出しました。

今回のアップデートにより、モデルYスタンダードレンジは、米国ではベースのモデル3と同様に単に「モデルY RWD」と改称されています。

名称変更は、ベースとなるモデルYの変更点の中でも氷山の一角に過ぎません。

テスラ中国では、CLTC(China Light-Duty Vehicle Test Cycle:中国小型車用テストサイクル)基準による1回の充電での航続距離を545kmに更新しました。これは、従来のNEDC(New European Driving Cycle:欧州新サイクル)基準での1回の充電での航続距離が525kmであったことと比較して、やや高い値となっています。

興味深いことに、今回のアップデートでは、ベースのモデルYの加速性能が低下しています。

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テスラ中国のオンラインコンフィギュレーターによると、ベースのモデルYの0-60 mphのタイムは6.9秒となり、テスラの現在のラインナップの中で最も遅い車となっています。以前は、ベースのモデルYの0-60 mphは5.6秒と表示されており、市場で販売されているプレミアムクロスオーバーと同等の性能でした。

この変更の背景には、同社がベースのモデル3にも採用しているリン酸鉄リチウム(LFP)電池の採用があると思われます。

テスラのイーロン・マスクCEOは、この戦略について、同社のエントリーレベルの車両にはリン酸鉄系電池が最適であると述べています。LFP電池は、コバルトを使用しないため生産コストが低く、安全性も高いとされています。また、モデルSやモデルXなどのフラッグシップモデルに採用されているニッケル系電池に比べると、エネルギー密度が低いのが特徴です。

中国におけるテスラのモデルYのベース車は、現在、納期が2022年第1四半期と表示されており、従来の予想である10〜14週間よりも少し遅れています。これは、同車に対する需要がまだ非常に強いことを示唆しています。

しかし、テスラの顧客が、ある車の新モデルが先代モデルよりも遅いことにどう反応するかは、非常に興味深いことです。テスラは、時間をかけて着実に車を速くすることで知られています。今回は、その逆の戦略をとった初めてのケースといえるでしょう。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

これは「改悪」と言えるので、アップデートというよりダウングレードに近い?

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