テスラは昨日ティーザービデオを公開した後、中国で新しいモデル Y Lを正式に発表しました。この車の機能と仕様の一覧が発表されましたが、テスラがこの大型のモデルYにこれほど多くの新機能を詰め込んだことは驚きです。
今回の新モデルは、モデルYの6座席バージョンというだけではありません。この車は明らかに大きく、テスラは、わずか7ヶ月前に発売された新しいモデルYにも見られない、さまざまな新機能を追加しています。モデル Y Lの最大の変更点は、サイズと座席自体ですが、携帯電話の充電器や座席の機能の改善など、モデルXを凌ぐ変更も数多くあります。
以下では、新しい点をすべて紹介し、通常のモデルYおよび6座席のモデルXと比較してみます。
フロントシート
Maaaaaaaan this looks so nice! Better thigh supports of new YL pic.twitter.com/lzoFz2OAPN
— Dirty Tesla (@DirtyTesLa) August 19, 2025
この車の最大の違いのひとつである新しいシートから見ていきましょう。テスラは、新しいモデルYやモデルXのシートからさらにいくつかの改良を加えた、まったく新しいシートを開発しました。フロントシートはモデルYと同様、ヒーターとベンチレーションが装備されていますが、調整可能なヘッドレストと電動で調整可能なレッグサポートも備わっています(上のビデオをご覧ください)。
このレッグサポートは、シート側面にあるもう1つのノブで、サポートバーを上下させることができます。
2列目シート

2列目シートは、レッグサポートを除き、1列目シートと多くの機能が同じです。これは、現在のテスラで最も興味深いシートのひとつかもしれません。ベンチレーションとシートヒーターも備わっており、テスラではフロントシート以外では初めてのことです。また、フロントシートと同様の調整可能なヘッドレストも備わっており、シート側面のボタンで調整可能な電動アームレストも追加されています。
テスラでは初めて、このリアシートは電動で折りたたむことができ、モデルXの6シーターよりも広い荷室スペースを確保することができます。
3列目シート
$TSLA
— Tsla Chan (@Tslachan) August 19, 2025
🔥The sense of space in the Model Y L is impressive.
The space in the third row is enough for an adult male to sit in.
And the overhead headroom space is good, too!
The third row seats will also be equipped with two C-type ports.
Check it out in the video! pic.twitter.com/gmGRiuR7MN
3列目シートは機能的にはかなり制限されていますが、テスラはモデルYと同様に、シートヒーターと電動折りたたみ機能も搭載しています。これにより、ユーザーは車のトランクにあるボタンを押すだけで、2列目と3列目のシートを折りたたんだり立てたりすることができます。
3列目には2つのUSB-Cポートが両座席の間にあり、ユーザーはデバイスを充電することができます。テスラは、モデルXには現在備わっていないサイドエアバッグも3列目に初めて追加しました。
各座席の列の仕様を簡単にまとめました。
| 機能 | 1列目シート | 2列目シート | 3列目シート |
|---|---|---|---|
| シートヒーター | 〇 | 〇 | 〇 |
| ベンチレーション | 〇 | 〇 | × |
| 調整可能ヘッドレスト | 〇 | 〇 | × |
| 調整可能レッグサポート | 〇 | × | × |
| アームレスト | × | 〇(電動) | × |
| 折り畳みシート | × | 〇(電動) | 〇(電動) |
スクリーン

テスラは予想通り、フロントのディスプレイは1つに留めましたが、サイズを15.4インチから16インチに拡大しました。このような小さな変更がいくつかあり、なぜテスラは1月にモデルYを刷新する際にこれらの変更を追加しなかったのか、また、これらの変更は他のモデルにも採用されるのか、非常に気になるところです。
車のリアスクリーンは8インチのままですが、これはサイバートラック、モデルS、モデルXに搭載されている9.4インチよりもわずかに小さいサイズです。これは、モデルXよりも約5インチ幅の狭いこの車の車幅によるものと思われます。
加速と航続距離
テスラは、モデル Y Lの0から100km/hまでの加速を4.5秒と記載しています。これは、テスラのドイツ語サイトに掲載されているモデルY AWDの4.8秒よりも速い数値です。テスラは、モデルYの0から100km/hまでの加速を米国で4.6秒と記載しています。したがって、モデル Y Lは、より軽量のモデルYよりも驚くことに少し速いことになります。
航続距離に関しては、CLTC(中国基準)によると、テスラはモデル Y Lのフル充電での航続距離を751kmと記載しています。ただし、CLTCはEPA(米国基準)よりもはるかに寛大な測定基準を採用していることが多いようです。比較のために、モデルY AWDの中国でのCLTC航続距離は750kmであるため、モデル Y Lは、米国でのEPA航続距離327マイル(約526km)と同じ航続距離を達成すると予想されます。
新しいホイール
テスラは、モデル Y Lに新しい19インチホイールも導入しました。これは、751kmの航続距離の達成に貢献するでしょう。
ワイヤレス電話充電器

これは、将来他の車にも採用されると思われるもう1つの改良点です。テスラは、ワイヤレス電話充電器のデザインを更新し、ビーガンレザーが電話充電器を覆うようにしました。しかし、最大の変更点は、パワーと冷却能力の向上です。テスラは、ドライバー側の充電器を30ワットから50ワットにアップグレードしましたが、助手席側の充電器は30ワットのままです。
さらに重要なことは、この充電器にテスラがアクティブ冷却機能も追加したことです。これにより、充電速度の向上を実現できると思われます。充電器に携帯電話を置いている間、携帯電話を冷却するファンとエアダクトが動作するようになっています。
車の寸法

モデル Y Lは、通常のモデルYよりも大幅に長くなっていますが、車の幅は変わりません。車高は1,669mmで、通常のモデルYより約51mm高く、モデルXよりわずかに低くなっています。全長は4,976mmで、通常のモデルYより178mmほど長くなっています。
| Model Y L | Model Y | Model X | |
|---|---|---|---|
| 幅 | 2,129 mm | 2,129 mm | 2,271 mm |
| 長さ | 4,976 mm | 4,790 mm | 5,060 mm |
| 高さ | 1,668 mm | 1,623 mm | 1,679 mm |
カーゴ/収納
パワーフォールディング式2列目シートにより、この車は通路のあるキャプテンチェアと広いカーゴスペースという、両方のメリットを兼ね備えています。
テスラによると、モデルYの荷室容量は76立方フィートですが、モデル Y Lは高さと長さが増加しているため、89.6立方フィートと非常に広くなっています。モデルXの荷室容量は94.5立方フィートで、モデルLYをわずかに上回っています。
テスラは、サブトランクカバーに磁気ラッチを追加しました。これにより、カバーを持ち上げると、カバーが3列目シートの後部に磁力で吸着し、開いたままの状態を保つことができます(下のビデオをご覧ください)。
$TSLA
— Tsla Chan (@Tslachan) August 19, 2025
Model YL has added several elements that users will find convenient.
– The trunk cover has a magnet attached to it so it can be secured to the back of the third row chair. pic.twitter.com/tEvf1bjWfd
スポイラー&サスペンション
モデル Y Lには、ブレーキライトが組み込まれた新しいラップアラウンドスポイラーが採用されています。これは、車高と全長が延長されたことで安定性を高めるために追加されたものと思われますが、見た目も非常に見栄えがします。
テスラは、モデル Y Lのサスペンションも、連続可変ダンピングショックアブソーバーによって改良したと述べています。
スピーカー
テスラは、新しいモデル Y Lのオーディオも改良しました。通常のモデルYには15個のスピーカーと1個のサブウーファーが搭載されていますが、モデル Y Lには3個のスピーカーが追加されて全部で18個のスピーカーを備えています。
価格
テスラは、中国でモデル Y Lの価格を339,000人民元(約697万円)に設定しました。ただし、価格は地域によって異なり、他の地域では発売後にさらに高くなる可能性があります。
米国では、モデルY AWDは現在48,990ドルで販売されていますが、中国での販売価格を米ドルに変換すると約43,500ドルで販売されていることになります。つまり、モデル Y Lは、スタンダードのAWDモデルYより約4,000ドル高い状態になります。つまり、この車が北米に登場すると仮定すると、価格は52,000ドルから54,000ドル程度になると予想されます。
リリース
モデル Y Lは中国で正式に発表され、テスラのウェブサイトから注文可能になっていますが、テスラのギガ上海工場で製造されているので、周辺のアジア太平洋地域や将来は北米および欧州でも発売される見通しです。中国では、来月から納車が始まります。テスラが他の地域での発売前にこの車に変更を加えるかどうかが注目されますが、基本的には変更はないと予想されます。
テスラはすでにドイツでモデル Y Lのテスト走行を行っているため、同国での生産開始に関するニュースが報じられるのもそう遠くないかもしれません。
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