テスラ中国が低価格版モデル3とモデルYを準備中、2026年生産開始の見込みと報道

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Credit:Tesla
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  • 36krの報道によると、両プロジェクトは現在検証試験段階に入っています。
  • 同報道によると、テスラは2万5000ドル(約380万円)のEVプロジェクトも再開する意向です。

テスラ中国、低価格モデル3とモデルYの開発を本格化

テスラ(NASDAQ: TSLA)は、今月初めに米国市場で廉価版のモデル3およびモデルYを発売したことを受け、中国市場において既存モデルの低価格版開発を推進していると報じられています。

現地メディア36krが複数の情報源を引用して昨日報じたところによりますと、テスラ中国は「E41」および「D50」という内部コードネームの2つの新しいプロジェクトを推進中であり、これらは現行のモデルYおよびモデル3の簡素化されたバージョンとなります。

関係者によれば、両新しいプロジェクトの設計・検証報告書の一部は現行モデルYおよびモデル3のものを流用しており、現在は検証試験段階に入っているとのことです。

簡素化モデルの特徴と2026年生産開始の見込み

複数の情報源からの予備情報によると、これらの簡素化されたモデルは2026年半ば以降に中国で生産が開始される可能性があるとのことです。テスラ中国の工場は主に中国およびアジア太平洋地域、欧州市場向けに供給しています。中国市場での簡素化モデル投入は、低価格車導入に向けた準備と見なすことができると、同レポートは述べています。

テスラは10月7日、北米市場向けにモデル3とモデルYの簡素化されたスタンダード版を発表し、20以上の装備を削減または簡素化することで、価格を5,000~5,500ドル引き下げました。

10月10日、ノルウェー、ドイツ、スウェーデンのテスラ公式サイトに「モデルYスタンダード」の掲載が開始され、正式発売は今年11月と12月に予定されています。36krの3月の報道によれば、テスラ中国チームはバッテリー、パワートレイン、シャシーへの変更を最小限に抑えた低コスト版モデルYの開発を主導しました。

テスラの中国市場戦略と今後の展望

同レポートによると、テスラ中国はこの新しいモデルを「デポップ」戦略を実装して開発じているとのことです。この「デポップ」戦略はコア機能を維持しつつ構成を簡素化することで迅速な製品投入を可能にする社内戦略を指します。

発売時期は1月10日に刷新された5人乗りモデルYの受注状況に依存するとされ、改良型モデルYの販売が予想を下回った場合、テスラは今年後半にこの低価格モデルを導入する可能性があると付け加えられています。

しかしながら、テスラは現時点でこのモデルを発売していません。代わりに、8月19日に中国市場向けに6人乗りモデルY Lを投入し、9月上旬より納車を開始しています。

モデルY Lは消費者から高い評価を得ており、これがテスラが中国市場で簡素化されたバージョンを未だ発売していない主な理由の一つと見られています。36krが昨日発表した最新レポートで、中国市場における簡略モデルの復活は、テスラが販売台数の伸びをますます懸念していることを示しているとのことです。

さらに、テスラ本社に近い情報筋が 36kr に対して、テスラはモデル Y よりも小型の新しいモデルを開発するため、NV91 および NV93 プロジェクトの開発を再開する意向であると語ったとのことです。NV91プロジェクトとは、テスラのイーロン・マスク氏(CEO)が以前言及した25,000ドルの車を指します。当初は2025年8月に量産開始が予定されていましたが、2024年2月に中止されたと、同レポートは指摘しています。

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