テスラ販売台数が72%減少!オーストラリア市場で何が起きているのか?

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テスラの販売台数が72%減少

テスラの販売台数が中国、欧州、米国で減少していることは最近の報道でも伝えられていますが、今度はオーストラリアの販売データが出ており、テスラの販売台数が同国で大幅に落ち込んでいることが示されています。この報道によると、オーストラリアでのテスラの販売台数は先月72%減少したとのことです。

世界的な販売台数減少の背景

米国や欧州では、販売台数の落ち込みについて、イーロン・マスク氏が極右政治に関与し、ナチスを想起させるようなジェスチャーをし、米国政府や欧州の同盟関係を混乱させたことへの反発が原因であるという説明が一般的です。

中国では、こうした問題はあまり関係ないように思われるため、販売台数の落ち込みの理由は、競争の激化と、新しいモデルYを待っている購入者がいるためであると推測されています(米国や欧州でも以前は同じような説明がされていました)。しかし、オーストラリアではどうでしょうか?

オーストラリア市場での販売台数急落の原因

オーストラリア人もマスク氏の政治的関与に怒っているのでしょうか? 購入者は新しいモデルYを待っているのでしょうか? 新しいモデルYの生産変更により出荷が遅れているのでしょうか? それとも、すべてが原因なのでしょうか?

Credit:Tesla

新しいモデルYの説明の問題は、オーストラリアでのテスラの販売台数が全体で72%減少した一方で、モデル3の販売台数は81%も減少したことです。

イーロン・マスクの政治的発言とその影響

ガーディアン紙は、ナチス式敬礼を明らかな転換点として指摘しています。ただし、同メディアは他の可能性についても以下のように言及しています。

「オーストラリアでのテスラの人気低迷は、市場における他のいくつかのトレンド、例えば、ハイブリッド車への人気が純粋なバッテリー電気自動車より高まっていること、より安価な中国製ライバル車の入手可能性が高まっていること、オーストラリア人が2024年2月に全体で1万台少ない自動車しか購入していないことなど、幅広い自動車離れが見られる中でのことである。」

問題は、テスラの販売台数が同クラスの競合他社の販売台数よりも多く減少していることです。

「イーロンが狂う前にこれを買った」というバンパーステッカーがオーストラリアでも広がっているようです。ここ米国フロリダでは、この1週間で2枚見かけました。今後どれほど広がるか興味深いところです。

興味深いことに、ナチス式敬礼は再び人々にとっての転換点、あるいは限界点となったようです。このステッカーを制作販売しているマッド・パファー・ステッカーズのオーナーであるマシュー・ヒラー氏は、米国大統領選以来、同社のステッカーの需要は堅調だったが、敬礼が現れてからは『信じられないほど』になったと語っています。これは興味深い事です。もし、このような購買傾向がテスラの注文にも見られるとしたら…。

「アメリカからの注文が1日あたり500枚以上と、販売枚数は維持されていますが、そのうちの5分の1は海外からの注文です。昨日は700件の注文がありました」

上記のように、ヒラー氏はガーディアン・オーストラリアに語りました。また、オーストラリアからの注文も増加しているとのことです。つまり、やはり、販売台数の大幅な落ち込みは、イーロン・マスク氏の政治的な無意味な発言と関連しているのかもしれません。

今後の展望とテスラの未来

今後数か月で、多くのことが明らかになるでしょう。新しいモデルYの登場で販売台数が回復し、他の懸念はすべて幻だったことが示されるのでしょうか? それとも、世界で最も売れている車の改良版、アップグレード版が発売されたばかりだというのに、販売台数は例年よりも低い水準にとどまるのでしょうか? いずれにしても、テスラに関しては、世界中の市場が同じ傾向にあるようです。

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