テスラ(TSLA)株価は2月25日、また8%も暴落しています。かつてCEOのイーロン・マスク氏は、利益成長が見られなければテスラの株価は「スフレをハンマーで叩くように」暴落すると予測していましたが、まさに今、そのことが現実に起こっています。
テスラ株価暴落の現状と背景
今月初めに報告したように、テスラ株が今四半期に暴落しなければ、2025年第1四半期の収益報告後、テスラの株価収益率は500以上になる可能性が高いでしょう。テスラが最後にこの水準で取引された際、マスク氏はテスラの従業員に対し、利益成長が見られなければ株価は「スフレがハンマーで叩き潰されるように」暴落すると警告しました。
テスラ株価は本日8%下落し、ようやく市場が正常に反応したようです。
そして時価総額は現在、1兆ドルを割り込んでいます。
株価暴落の原因と市場の反応
一部のメディアは、この株価下落をテスラの欧州での販売台数減少と関連付けていますが、販売台数がここ数週間で約50%減少していることは明らかです。
明るい材料としては、テスラは本日、中国で新しいFSDアップデートを開始しました。テスラは、このアップデートを繰り延べ収益の一部を認識する正当な理由として使用する可能性が高いですが、アップデートは賛否両論の評価を受けているため、すべてがポジティブというわけではありません。
テスラ株価の未来と収益予想のリスク
テスラの株価に影響を与えている主な要因は、収益予想の減少に対する懸念であると思います。8%の下落にもかかわらず、テスラの株価は依然として、昨四半期のビットコインの利益を反映して、PER(株価収益率)で150倍前後で取引されています。
今四半期、テスラ株がさらに下落しなければ、2025年第1四半期の収益が大幅に納車台数が減少すると予想される中、株価は300倍以上のPERまで急騰する可能性が高いでしょう。
それに比べ、トヨタのような自動車メーカーの株価収益率はわずか7倍、メタのようなテクノロジー企業でさえ株価収益率は40倍です。
こうした異常な株価収益率は基本的にあり得ませんが、収益が減少している場合はなおさらあり得ません。テスラではまさにそのような状況が起こっています。

上のチャートから分かるように、テスラの株価はようやく実態収益との乖離に気づき始めたばかりであり、まだかなり遅れを取り戻さなければならないようです。
テスラの株価が暴落し続けることを応援する日が来るとは思ってもみませんでしたが、取締役会も株主も他のことは何も気にしていないので、会社を救うにはそれしか方法がないように感じます。テスラの株価が暴落することのみが、イーロン・マスク氏を排除することに取締役会が関心を持つ唯一の方法なのです。
今後数週間の間、アナリストたちが2025年第1四半期の納車予想、そして収益予想を調整するにつれ、株価は下落を続けるでしょう。第1四半期の納車台数は40万台を超えるというのがコンセンサスですが、それ以下になる可能性も十分に考えられます。
株主は、テスラが6月にテキサス州オースティンでロボタクシーの運行を開始する計画を立てていることから、株価が好転することを期待していますが、以前にもお伝えしたように、イーロン完全自動運転に関して「ゴールポストを動かす」戦略であり、市場の大部分はそれに気づいていない可能性が高いのです。
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