中国のスマートフォンメーカーであるシャオミの作るEVに関して、同社は海外での自動車販売に向けたチームを編成しており、市場の反応をテストするために、最近の数年間でいくつかの地域で少ない台数の電気自動車を販売する予定であると、地元メディアが報じています。
海外進出計画とその背景
シャオミ(HKG: 1810、OTCMKTS: XIACY)の自動車製造部門であるシャオミEVは、中国国内での競争が激化していることから、海外での電気自動車販売を計画に加えたと報じられています。
シャオミEVは海外市場での事業立ち上げの準備を進めており、複数の地域で電気自動車販売事業を開始する予定であると、現地メディアの36krが昨日報じました。シャオミグループは、国際事業部門に海外販売事業準備グループを新設し、市場調査、プロジェクト管理、EVアフターサービスのエンジニアなどのポジションを募集していると、同報道は伝えています。
シャオミEVのスマート運転部門は、海外市場向けにスマート運転機能のコンプライアンスプロセスに対応し、その機能の展開に備えるため、海外市場向けの複数の新しいポジションを追加したと、同報道は伝えています。チームが編成された後、シャオミEVは、市場の反応をテストし、海外事業の大規模展開に備えるため、最近の数年間で、いくつかの海外地域で少量の自動車販売を行う予定であると、レポートされています。
具体的な展開計画と課題

シャオミEVの海外販売は、主にシャオミの国際部門の店舗に依存することになります。現在、シャオミは海外に100以上の直営店を展開しているとレポートは述べています。
シャオミの最初のモデルである電気セダンSU7は、3月28日に中国で正式に発売され、価格は215,900元(29,700ドル)からとなっています。シャオミは11月18日、SU7の納車台数が今年の目標台数10万台を上回ったと発表し、新たに2024年の目標台数13万台を掲げました。
12月9日、シャオミは2番目のEVモデルの名称がYU7であること、SUVのEVになることを発表し、このSUVモデルの発売は来年6月か7月になる見込みであると発表しました。SU7の正式発表に先立ち、シャオミは2月にバルセロナで開催された「モバイル・ワールド・コングレス」でセダンを披露し、国際舞台に初めて登場しました。
7月には、シャオミはパリでの特別展示用に2台のSU7をフランスに出荷し、その際、同社の創業者で会長兼CEOの雷軍氏は、2030年までに欧州でシャオミブランドの車を販売することを目標にしていると述べました。
シャオミEVの海外事業チームの編成スピードから判断すると、この進展はさらに加速する可能性が高いと、36krのレポートは伝えています。
他の中国自動車メーカーと比較すると、シャオミは海外市場に精通しており、海外での運転手付きレンタカー事業にも経験があるため、シャオミEVが現地市場で素早く躍進するのに役立つと考えられます。しかし、障害は残っており、シャオミの主要な課題の1つは、高級市場での認知度の低さであるとレポートでは指摘されています。
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