テスラは、待望のV4スーパーチャージャーキャビネットを設置するにあたり、ついに500 kW充電の導入を発表しました。
250kWに制限されていた
スーパーチャージャーV4の展開は、控えめに言っても奇妙なものでした。テスラは2年間にわたって新しい充電ステーションを展開し、「スーパーチャージャーV4」と呼んできましたが、展開してきたのは充電ブースだけでした。
スーパーチャージャー・ステーションは主に2つの部分で構成されています。充電ケーブルが設置されているストール(充電器)と、通常はそれより奥に設置され、すべてのパワーエレクトロニクスが収められている電源キャビネット(キュービクル)です。
これらの新しい「スーパーチャージャー V4」では、テスラは実際にはスーパーチャージャー V3用のキュービクルを使用していました。これにより実はこれまで、充電ステーションのパワーは250kWに制限されていました。
最初のサイトが現在認可手続き中
今日、テスラは「V4キャビネット」を正式に発表しました。このキャビネットにより、「自動車には最大500kW、セミには1.2MWのパワー供給が可能になる」とテスラは公表しています。
以下は、テスラによるV4キャビネットの主な機能です。
- より高速な充電:400V-1000Vの車両アーキテクチャをサポートし、サイバートラックでは充電時間が30%短縮されます。S3XY車両では、V3キャビネットで既に体験している250kWの充電レートが利用でき、15分で200マイルまで充電できます。
- より迅速な展開:V4キャビネットは8基のストールにパワーを供給し、キャビネットあたりのストール数は2倍です。設置面積と複雑性の低減により、より多くのサイトがより迅速にオンライン化されます。
- 次世代のハードウェア:地球上で最も信頼性の高い設計の最先端パワーエレクトロニクス、3倍のパワー密度により、より高いスループットをより低いコストで実現。
テスラは、新しいV4キャビネットを搭載した最初のサイトが現在認可手続き中であると報告しています。同社は、最初のサイトが来年オープンする予定であるとも述べています。
オアシス・スーパーチャージャー・プロジェクト
私たちは最近、テスラの新しいオアシス・スーパーチャージャー・プロジェクトについて報告しました。このプロジェクトには、充電ステーションを主にオフグリッドで運用するための大型太陽光発電とバッテリーパックが含まれているスーパーチャージャーステーションです。
スーパーチャージャーネットワークの展開初期に、テスラはすべてのスーパーチャージャーステーションにソーラーアレイとバッテリーを追加することを約束し、マスク氏はほとんどのステーションがオフグリッドで運転できる(系統電源からの電源供給なしに太陽光発電と大型蓄電池メガパックで利用可能)とまで述べていました。
テスラは確かにいくつかのステーションにソーラーパネルとバッテリーを追加しましたが、大半のステーションは独自のパワーシステムを持たず、最小限のソーラーキャノピー(太陽光発電)しか備えていません。
2016年に私はこの件についてマスク氏に尋ねたところ、テスラはスーパーチャージャーV3、パワーパックV2、ソーラーシティという「必要なパーツが揃った」ので、今こそ実現するだろうと彼は言いました。
それから約8年かかりましたが、スーパーチャージャーV4、メガパック、そしてこの新しいオアシスプロジェクトによって、今まさに必要なパーツが揃いつつあるようです。
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