イーロン・マスク氏は、クラス8電気トレーラーであるテスラセミが世界中で利用可能になると公表しましたが、まず生産を立ち上げる必要があります。ただ、テスラセミは最近勢いづいているのもの事実です。
実証されつつある性能
多くの人は、航続距離500マイル(約800km)のクラス8電動トレーラーが実現可能だとは信じておらず、テスラが自動運転の面で信頼性の問題に苦戦しているため、今でも信じられない人もいます。しかし、先日お伝えしたように、テスラのセミトラックに関する主張は、DHLとの最近の試験のように、第三者によるテストによって認められ始めています。
これらの試験は、当初2019年に生産開始予定だった車両プログラムが大幅に遅れて、ようやく大量生産段階に入ろうとしていることを受けたものです。
テスラはすでに、米国ネバダ州リノ郊外にあるギガファクトリーの近くに少量生産ラインを設置していますが、来年からテスラセミの大量生産を開始するために、工場に隣接する形で新たな工場を建設中です。2025年には生産量を増やし、最終的には年間5万台のトラックを生産することを目標としています。
テスラセミのプログラムはこれまで北米市場に焦点を当ててきましたが、イーロン・マスクCEOは今年初め、ギガファクトリー・ベルリンで欧州でも生産できる可能性があると述べています。先月、テスラはIAAイベントでプレゼンテーションを行うために欧州に車両を持ち込み、EUの規制に適合するよう若干の改良を加えたテスラセミのバージョンを披露しました。
そして今、テスラセミは将来の拠点となる可能性のあるギガファクトリー・ベルリンを訪問し、マスク氏はこの車両を「世界中で販売する」計画であることを認めました。
テスラの現在の車両ラインナップは世界中で入手できるわけではないので、彼が何を意味しているのかは不明ですが、おそらくテスラが現在運転している場所を意味していると思われます。
最も期待の高い製品

これまで何度も言っているように、テスラセミは、おそらく私が今、テスラで最も期待しているプログラムです。ダン・プリーストリー氏は、このプログラムで素晴らしい仕事をしているようです。また、これはテスラの車両プログラムの中でも、自動運転について言及していない数少ないプログラムの1つです。
いずれは自動運転になる可能性が高いとはいえ、バッテリー駆動のセミトラックだけでも、ドライバーがハンドルを握っている場合でも、輸送による排出ガス削減とコスト削減に大きな影響を与える可能性があります。
1マイルあたり1.7kWhという効率は、すでに実証済みです。これを再生可能エネルギーで動かすことができれば、テスラは大量生産し、ある程度手頃な価格で、高い信頼性を備えた製品を提供すればよいのです。
それは容易なことではありませんが、これまでの実績をみてもテスラは大量生産EVのリーダーなのです。
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