販売低迷から脱出できるか…テスラ・ジャパンがゼロ金利ローンと下取り査定アップキャンペーン開始

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Credit:Tesla
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すでに中国で開始され、先日テスラ韓国でも開始されましたがテスラジャパンでもゼロ金利キャンペーンと下取り査定額アップのキャンペーンを開始しました。

ゼロ金利キャンペーン

すでに第3四半期から中国では同様のゼロ金利キャンペーンが実施されており、また米国でも金利はゼロではないですが、クレジットスコアに応じて低金利キャンペーンが実施され、先日の第3四半期の納車台数の発表にもあったように、前四半期や昨期も上回りテスラ復活の兆しで、それなりの販売促進効果を発揮しているように思われます。

そして、今回相当テスラの販売が低迷している日本でも新車購入サポートという形で、ゼロ金利キャンペーンが始まりました。

ただし、ご存知のように日本は超低金利の国で、先月までゼロ金利、現在でも制作誘導金利目標は0.25%という破格の金利状況ですので、効果の程はあまり期待できないと思われます。以下、その抜粋です。

概要
0%または0.99%金利キャンペーン

現在、テスラが販売する一部の車両(Model 3 RWD, ロングレンジ または Model Y RWD, ロングレンジ)は、金利 0%(最大 5 年)または、0.99%(最大 10 年)の期間限定 金利キャンペーンを開催しています。
本キャンペーンや、CEV 補助金、地方自治体の補助金などを活用すると、約100万円以上のメリットがあります。

例えば、
0%金利プランでModel 3 RWD を購入する場合
>>> 1日わずか 900円 のお支払い <<<

■適用条件
対象車両を2024年10月2日以降にオーダーし、2024年中に納車完了

対象車種は、上記の通りモデル3とYのパフォーマンスを除く車種ということで、10年ローンの場合には0.99%の金利、5年までは0%の金利ということです。また残価設定も色々選べるようになっているようです。

また、最後に書いてあるモデル3が1日の支払い900円で手に入るような表現になっていますが、この支払いシミュレーションは以下のような計算です。つまり5年残価設定で、かつ頭金65万円、ボーナス加算12万円、残価184.9万円を「除いて」月々の支払いが26,900円となるので、これを30日で割ると約900円となるということです。

■5年残価設定型の例
車両本体価格:5,313,000円
頭金:650,000円
ローン契約金額:4,663,000円
月々支払い額(60回):26,900円
ボーナス月加算金額(10回):120,000円
最終回残価設定金額*3:1,849,000円
お支払い総額:5,313,000円

これを「例えば、0%金利プランでModel 3 RWD を購入する場合>>> 1日わずか 900円 のお支払い <<<」と表現するのが許されるのかどうか知りませんが、いずれにせよゼロ金利とはいえ1日900円では手に入りません。

下取りキャンペーン|サステナブルお乗り換えサポート

また、テスラジャパンとして初めての試みとして、上記のゼロ金利キャンペーンに加えて「下取り査定額 10% UPキャンペーン」を同時に開始しています。ただし、サステイナブルお乗り換えサポートとあるように、下取りに出すクルマはガソリンもしくはディーゼル車に限られるキャンペーンです。

概要
下取り査定額 10% UPキャンペーン

テスラの目的は、より多くの方にテスラの魅力を知っていただき、持続可能なエネルギーへの移行を加速させることです。
テスラの車両を新規で購入されるお客様がお持ちの車(ガソリンエンジン・ディーゼル車*1 に限る)をテスラで下取り査定をする場合、査定額を10%引き上げます。
本キャンペーンと合わせて、新車で購入した場合に適用されるCEV 補助金、地方自治体の補助金などを活用するとさらにお得にテスラライフを始めることができます。

この機会にテスラへの乗り換えを検討してみませんか?

=====
■キャンペーン概要
特定の条件を満たすお客様の下取り査定額を10%UP
*上限なし、最低上乗せ価格5万円

例:
・下取り価格 1-50万の場合、下取り価格を5万円 上乗せ
・下取り価格1,000万の場合、下取り価格を100万円 上乗せ

■対象車両:BEV, FCVを除くガソリンエンジン車

■適用条件
2024年10月1日から12月31日の期間中に下取りを実施し、テスラを新規ご注文された方

また、ゼロ金利キャンペーンと少し違うのは、適用条件の納車時期です。ゼロ金利キャンペーンでは2024年中の納車が条件ですが、この下取りキャンペーンの方は2024年中の注文となっています。いきなりテスラに乗り換えるのに配慮した形でしょうか。

効果の程は…

今週の10月10日にイーロン・マスクCEO自身が「歴史に残る日」とまで言っているロボタクシーのお披露目イベントがあるので、日本国内でも多少はテスラの露出が増えるかもしれません。しかしながら、SNSを中心とした口コミマーケティングに頼り、マス広告を全くしていないテスラ(とテスラジャパン)なので、残念ながら今回のキャンペーンもほとんど効果がないと思われます。

前四半期には、初回車検までのメンテナンス費用を無料にするようなキャンペーンも実施していましたが、やめたところを見るとそれほど効果がなかったということなのでしょう。

日本自動車輸入組合が毎月発表している販売台数を見ても、先月9月に(おそらくテスラが大半を占めると考えられる)「others」カテゴリーの販売台数は、前年9月が603台に対して今年の9月は528台と前年から12%以上減少しているという悲惨な結果です。

日本の自動車マーケットは、中国、米国に次ぐ世界第3位なのですが…。テスラジャパンは他の国と同じようなことしててもダメなように思います。

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