中国BYD、火災の危険性により10万台近いEVをリコール

TESLA News
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BYDは製造工程上の問題による火災の危険性があるとして、9月30日より中国でドルフィンおよび元プラスの96,714台をリコールします。

2つの事業体でリコール

BYD(HKG: 1211、OTCMKTS: BYDDY)は、まれなリコール措置として、10万台近い電気自動車(EV)をリコールします。

中国市場監督管理総局(SAMR)のウェブサイトに掲載されたリリースによると、新エネルギー車(NEV)大手メーカーである中国BYDは、火災の危険性があるとして、2024年9月30日より、中国国内でドルフィンおよび元プラス96,714台をリコールする予定です。

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Credit:BYD

リコールは2つのグループに分かれており、BYDの2つの事業体が実施します。

BYD オートインダストリー社は、2023年2月4日から12月26日までに製造されたドルフィンおよび元プラスのEV合計87,762台をリコールします。BYD オート社は、2022年11月2日から2023年6月19日までに製造された元プラスEVを合計8,952台リコールします。

パワステコントローラーの不具合

リリースによると、コラムアシスト電動パワーステアリング(CEPS)コントローラーの製造工程に問題があり、リコール対象の一部車両のコントローラー回路基板上のコンデンサーに微小亀裂が発生する可能性があるとのことです。

車両の使用中に、コンデンサーの微小亀裂が拡大し、ショートを引き起こす可能性があり、これによりコンデンサーが過熱し、発火、さらには火災につながる可能性がある、とリリースでは述べています。BYDは、認定ディーラーに、リコール対象車両のコントローラーの絶縁ガスケットを無償で交換させ、潜在的な安全上の危険性を排除する予定です。

BYDは中国最大のNEVメーカーであり、8月にはNEVを373,083台販売し、前年同月比で35.97%増、7月比で8.97%増という記録を達成しました。

1月から8月までの今年累計では、BYDは前年比29.92%増の2,328,449台のNEVを販売しました。テスラ(NASDAQ: TSLA)がソフトウェアの問題を含め、頻繁にリコールを行っているのとは対照的に、中国の地元EVメーカーによるリコールはあまり一般的ではありません。

BYDの直近のリコールは4月30日で、バックカメラが作動しない可能性があるソフトウェアの問題により、中国でシーガルEV 16,666台をリコールしました。

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