ジープが日本市場で初のEVを発売、トヨタのホームグラウンドに挑む

TESLA News
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頑丈なSUVメーカーが世界市場でのシェア拡大を狙っています。ジープが初のEV、電気SUV「アベンジャー」をトヨタが自動車市場を独占する日本で発売しました。トヨタのホームマーケットでは輸入車はほとんど敬遠されてきましたが、外国製EVがその壁を打ち破り始めています。

日本市場で初のEV、SUV「アベンジャー」を発売

ステランティスは木曜日、初のEVであるジープ・アベンジャーを発表しました。価格は580万円程度からとなります。また、65万円の政府補助金も受けられます。

アベンジャーは、2年ぶりにラインナップに加わる最初のモデルであるだけでなく、日本市場でのシェア拡大を目指すジープ(ステランティス社)にとって、重要なマイルストーンとなるでしょう。

日本の自動車市場は、トヨタ、ホンダ、日産などの国内自動車メーカーが独占しています。トヨタだけでも、自国市場における自動車販売台数のほぼ50%を占めています。

一方、特に中国からの電気自動車の輸入が増加しています。昨年は、日本国内で生産された電気自動車よりも輸入車の販売台数の方が多くなりました。自動車検査登録情報協会によると、トヨタ、日産、ホンダの国内販売台数は約21,000台だったのに対し、輸入車の販売台数は22,800台でした。

BYDの成功に続き

中国を代表するEVメーカーBYDが重要な役割を果たしています。BYDは2023年1月に初のEV「アット3」を発売した後、2024年上半期の日本への乗用車輸入台数は184%増加しました。

BYDのテスラモデル3のようなセダン「シール」は、6月に発売された後、先月すでに日本で最も売れたEVとなりました。価格は3万6500ドル(528万円)からとなっています。

ステランティス社は、ジープ初のEVが販売される日本において、BYDの成功を再現したいと考えています。

「ローンチエディション」は最初の150人の購入者に限定販売されます。パワーサンルーフ、18インチアルミホイール、ブラックペイントルーフ、イエローダッシュボードなどの追加機能が付属します。購入者には、実際のモデルの1/43スケールダイキャストパーツレプリカ(約33万円相当)も提供されます。

54kWhのバッテリーを搭載したジープ・アベンジャーのWLTP航続距離は300マイル(486km)以上です。エコ、スポーツ、サンドなど6つの走行モードを備えたジープ独自の「セレックテレイン」も搭載されています。ジープのEVには、アダプティブクルーズコントロールとレーンポジショニングアシスト機能を備えたストップ&ゴー機能などのADAS機能が搭載されています。

ステランティス社は、初のジープEVの発売により、日本の自動車市場を攻略できるでしょうか? 日本の輸入車市場は、ポルシェやメルセデス・ベンツなどの高級車に限られてきましたが、BYDは、この地域にも全電動車の市場があることを証明しています。

実際、BYDは海外市場でシェアを伸ばし、第2四半期の自動車販売台数で初めて日産とホンダを上回りました。

一方、トヨタは今月初め、電気自動車の販売目標を大幅に削減しました。同社は現在、2026年に100万台の電気自動車を販売する見込みであると予想していますが、これは当初の目標150万台から下方修正されたものです。この日本の大手自動車メーカーは、成長を続けるために最も売れているハイブリッドモデルに大きく依存してきましたが、より先進的で効率的な電気自動車が市場に投入され(中には低価格のものもあります)、その状態がいつまで続くのでしょうか?

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