需要減退?価格破壊?テスラ、米国でモデル3およびモデルYの価格を今年6度目となる大幅値下げ実施

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Credit:Tesla
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テスラは、2023年第1四半期決算発表まで24時間を切ったところで、米国で新たな値下げを実施しました。今回の値下げにより、エントリーモデルのモデル3は、インセンティブ(補助金)前の価格で40,000米ドルを下回ることになりました。

テスラは今月初め、米国で全ラインナップを値下げした後、モデル3およびモデルYを3,000ドルも値下げしています。

モデル3の価格改定

モデル3のエントリーグレードの後輪駆動(RWD)バリエーションは、41,990ドルから39,990ドルで購入できるようになりました。さらに、本日より適用される現在減額された3,750ドルの米国税額控除を加えると、モデル3は36,240ドルで購入することができます。パフォーマンスには価格変更はなく、ロングレンジはまだ注文できない状況です。

  • RWD:41,990ドル→39,990ドル(-2,000ドル)
  • ロングレンジ:売り切れ(提供なし)
  • パフォーマンス:53,990ドル(変更なし)
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モデルYの価格改定

モデルYの値下げはすべてのバリエーションに適用され、すべて3,000ドルで統一されています。新たに追加された4680セル搭載のモデルY AWDは46,990ドルから、ロングレンジとパフォーマンスのバリエーションはそれぞれ49,990ドル、53,990ドルからになりました。

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これらの価格はすべてインセンティブ前のもので、モデル3 RWDとは異なり、モデルYの全バリエーションは7,500ドルの税額控除をフルに受ける資格があります。カリフォルニア州のような州レベルのインセンティブを加えると、テスラの最大の市場である米国では、新車のモデルYが37,490ドルという低価格で購入できるようになりました。

  • 4680セルAWD:49,990ドル→46,990ドル(-3,000ドル)
  • ロングレンジ:52,990ドル→49,990ドル(-3,000ドル)
  • パフォーマンス:56,990ドル→53,990ドル(-3,000ドル)

今回の決算発表直前に実施した大幅な値下げが、テスラの業界をリードする粗利率にどのような影響を与えるかということです。2022年第4四半期の決算説明会、そして1月の第1弾の大規模な値下げ後、CFOのザッカリー・カークホーン氏は、テスラのマージンはまだ20%を超えていると述べていました。

それ以降の値下げがどれだけ利幅を削ったかは、明日の2023年第1四半期決算説明会で判明するのですが、今夜の値下げの影響は2023年第2四半期報告までわからないですし、今年のテスラのこれまでの実績からすると、それまでにあと何回の価格調整があるのか誰にもわからないという状況といえるでしょう。

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