テスラは中国の主力工場ギガ上海でモデルYを最製造する場合、最初の工程から最終組み立てまで、わずか2時間半で作ることができるのですが、これは超非常に素晴らしいことです。
ニュー・チャイナTVが最近公開したビデオでは、テスラモデルYが生産されている最中のギガ上海の内部を見ることができます。この動画は、テスラ中国の高効率な電気自動車工場でカメラが回っている間に、バックグラウンドでインタビューも行われています。
テスラは最先端の製造技術で知られ、最近ではトヨタ自動車も注目している状況です。CEOのイーロン・マスク氏は、テスラが他の自動車メーカーをリードするのは、主にその製造技術の優位性からだとこれまで何度も語っています。同社は去年春に相次いで、ドイツとテキサス州に2つの大きな新工場を開設し、さらにメキシコにも工場を建設することを発表したばかりです。
テスラの主力工場は現在も米国カリフォルニア州フリーモントにあるのですが、中国のギガ上海は間違いなく、これまでで最も重要かつ成功した自動車工場の一つです。世界最大規模の中国国内市場向けにEVを生産するだけでなく、世界各国への輸出向けにも生産しています。
30分近い映像の中には、さまざまな重要なディテールが盛り込まれています。しかし、注目すべきは「テスラスピード」です。具体的には、テスラが世界で最も人気のあるEV、テスラモデルYをいかに早く生産できるかを知ることができます。
ビデオの中で、司会者はテスラが中国ギガ上海工場でモデルYエレクトリック・クロスオーバーを製造するのにかかる時間を尋ねます。報道によると、最初のステーションから最終的な組み立てが終わるまで、わずか約2時間半だそうです。ビデオインタビューに登場するギガ上海の従業員は、次のように話しています。
「最初のステーションから最後のステーションまで、すべてのステーションを終えるのに2時間半くらいかかると思います。」
自動車メーカーによっては、数分おきに車が組み立てラインから出ててくるという話を聞いたことがあると思うので、この2時間半は長い時間に聞こえるかもしれませんが、それとは違います。この数字には、スタートからゴールまでの全工程が含まれておらず、通常、車の製造は1台あたり平均18~35時間かかると言われています。
テスラは製造に関して、すでに多くの自動車メーカーよりも大きな優位性を持っているようで、常に工場の製造スピードを上げ、さらに製造台数を増やしています。テスラは、スピードが飛躍的に向上する新しいギガキャスティング技術やストラクチュラル・バッテリーパックに完全にラインナップを移行するところまではまだ至っていない状況でも、です。しかも、テスラはすでに、製造コストを大幅に削減し、製造プロセスを大幅にスピードアップする、新しい小型プラットフォームの開発に取り組んでいます。
ロイター通信が共有した内部メモに基づき、テスラ中国はギガ上海での生産量を週2万台に増やすことを目標としているとのことです。もしそれが実現すれば、テスラは中国国内および世界の消費者向けにモデル3およびモデルYのEVを月に約8万台、つまり年間およそ100万台生産できることになります。
この「テスラスピード」で製造されるモデルYは以下をご覧ください。
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