テスラは値下げ当日に中国で1万台以上の車両を納車し、浙江省寧波市ではついこの間の週末に毎日200台以上のテスラが納車されたとメディアが報じています。
テスラ(NASDAQ: TSLA)の中国における最新の大幅値下げは、納車されたばかりの多くのオーナーから抗議を呼び起こしている状態ですが、購入希望の顧客に対してはより魅力的な価格が購入・納車を強力に後押ししている状況のようです。
テスラは値下げ当日、中国で1万台以上を納車したと、ifeng.comが電気自動車メーカーの中堅幹部の話を引用して本日報じました。ちょうどこの週末の2日間、浙江省寧波市では毎日200台以上のテスラ車が納車されたと、その人物は語りました。
テスラは1月6日(金)、中国でモデル3およびモデルYの全ラインナップを大幅に値下げし、この3ヶ月で2度目の値下げを実施しました。
エントリーモデルの後輪駆動モデル3 RWDの最新のスタート価格は22万9900人民元(約448万円)で、前回の26万5900人民元から3万6000人民元値下げされました。これは、2021年1月のモデル3の開始価格である24万9900人民元をさらに下回る、中国におけるモデル3の過去最低の開始価格となります。
エントリーモデルの後輪駆動モデルY RWDの開始価格は259,900人民元(約506万円)に価格更新され、前回の288,900人民元から29,000人民元の値下げとなりました。
テスラの今回の動きは、中国で直面している競争激化や需要の低迷に対する反応と見られています。中国乗用車協会(CPCA)が今月初めに発表したデータによると、12月のテスラ社のギガ上海製車両の販売台数は5万5796台で、11月の10万291台から44.37%減、前年同月の7万847台から21.24%減という結果となっていました。
卸売販売台数には、テスラが中国で納車した車両と、上海工場から輸出した車両が含まれており、それらの内訳は現時点では把握できない状態となっています。
テスラは、他のEVメーカーをライバル視しておらず、ライバルは従来の内燃機関自動車メーカーだと述べているのですが、今回の値下げは明らかに中国国内の電気自動車メーカーに打撃を与えていると考えられます。
ifeng.comは、中国のEVメーカーの営業担当者の話として、すでに試乗を終えてXPeng (NYSE: XPEV) 車を購入することを決めていた消費者の一部が週末にテスラ車に切り替えたと伝えています。BYD (OTCMKTS: BYDDY), Li Auto (NASDAQ: LI), NIO (NYSE: NIO) などの自動車会社の営業担当者も同様の懸念を示しており、テスラが安くなることについてどうすることもできないと述べているという状態のようです。
テスラのいくつかの店舗では、来店顧客数と取引量が数倍になり、寧波のある店舗では、すべての車が顧客に囲まれ、混雑の最中、販売は一人の顧客に数分しか割り当てられないと、ifeng.comは伝えています。
昨日テスラの中国ウェブサイトで更新された情報によると、エントリーレベルの後輪駆動モデルY RWDとデュアルモーターで全輪駆動するモデルYロングレンジの最新の納期はともに、以前の1~4週間から2~5週間と延期されているようです。
デュアルモーター全輪駆動のモデルYパフォーマンスの予想納期は1-4週間で変わらず、モデル3の両バージョン(エントリーレベルの後輪駆動バージョンとデュアルモーター全輪駆動のモデル3パフォーマンス)の予想納期も1-4週間で変わりません。モデルYの納期が長くなったのは、同車を注文する人が急増していることを示すと、ifeng.comはテスラの従業員の話を引用して伝えました。
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