iPhoneの製造組み立て会社フォックスコンはテスラ車の製造を希望

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Credit:Tesla
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台湾の電子機器メーカーであるフォックスコンは、アップルの世界共通のiPhoneを組み立てていることで既に広く知られています。しかし今週の火曜日、フォックスコン会長の劉揚偉氏は、フォックスコンは現在、電気自動車の製造を新たなフロンティアとして考えており、将来的にはテスラのEVを組み立てたいと考えている、と言及しました。

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フォックスコン会長のコメントは、同社が毎年開催しているTech Dayで発表されたものです。フォックスコンは、AppleのiPhoneのような消費者向けガジェットの組み立てで成功したレベルを、自動車メーカー向けの電気自動車に再現しようとしている、と同会長は指摘しました。そして、世界一の電気自動車メーカーであるテスラは、フォックスコンにとって素晴らしい顧客となるこも指摘しています。

「PCや携帯電話の過去の実績からすると、市場全体の40〜45%のシェアがあります。だから、野望としては、ICT産業のように同じような成果をあげられるといいのですが、2025年には5%程度という小さなところからスタートするつもりです。いつかテスラのためにテスラカーを作ることができればと思っています」と劉氏は語りました

劉氏は講演の中で、フォックスコンが実際に自社で電気自動車を販売することはないと指摘しました。その代わりに、米国、台湾、タイで製造される電気自動車を「たくさん」製造する手助けをしたいと考えているのです。フォックスコン会長は、現在インドとインドネシアのパートナーと交渉中であることも付け加えました。

劉氏は、フォックスコンが「48年の歴史を持つICT製造のルーツ」を活用し、EVの設計期間を半減させ、開発コストを3分の1に削減できる可能性があるため、EVメーカーに多くのことを提供できるだろうと指摘しました。

「欧州での紛争や世界的なコロナ禍などの困難な状況にもかかわらず、フォックスコンは当社のEV戦略を維持しています。サプライチェーンの強靭さは、常にフォックスコンのDNAです。24カ国に広がる当社のグローバル拠点は、EV業界の需要に応えるための大きなアドバンテージとなります」と劉氏は述べています。

テスラはフォックスコン会長の発言について声明を発表していません。しかし、電気自動車メーカーは垂直統合を重視する企業としてその名を轟かせています。

テスラは自動車とその部品の内製化に力を入れており、現在同社は自動車用のバッテリーの生産も視野に入れているほどです。パナソニック、CATL、LGエナジーソリューションといった主要なバッテリーメーカーとも大規模な供給契約を結んでいるにもかかわらず、です。

しかし、テスラは将来的に野心的な計画を立てており、10年後までに年間2000万台の自動車を生産することを目標としています。そのような野心的なタスクを達成するために、おそらくテスラは、ハイテク機器の製造に豊富な経験を持つフォックスコンのような企業との提携も検討する必要があると考えられます。

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