テスラ、バックカメラ映像の表示遅延で新たなリコール

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テスラは、オートパイロット用コンピューター2.5(HW2.5)を搭載した一部の車両で、バックの開始から2秒以上、バックカメラ映像の表示に遅れが生じる可能性があるとして、モデル3、モデルS、モデルXの947台のリコールを新たに発令したとNHTSAの文書に明記しました。

影響を受ける車両の台数は、前述の通り1,000台未満です。リコールの対象は、2017-2020年のモデル3、2018-2019年のモデルS、2018-2019年のモデルXです。

「オートパイロット・コンピュータ2.5を搭載し、2021.44.25から2021.44.25.2までのファームウェアリリースを実行している特定の対象車両において、リアビュー画像が、バックイベントの開始後2秒以内の画像表示を要求するFMVSS111、S5.5.3に準拠していない場合があります」とNHTSA(米国運輸省道路交通安全局)は、不適合の内容として、述べています。

「バックカメラの表示が遅れると、ドライバーの後方視界に影響を与え、衝突の危険性が高まる可能性があります。ドライバーは、後ろの確認を行い、ミラーを使用することで車両の後退を続けることができます」

この問題は、ソフトウェバージョン2021.44.24、2021年後半のソフトウェアアップデートに起因している可能性があります。NHTSAは、オーナーが車をアップデートした直後に「テスラのフリートモニタリングツールが、オートパイロットコンピューター2.5を搭載し、ファームウェアリリース2021.44.25を実行しているモデル3車両の間で、コンピューターのリセットの異常頻度を特定した」と述べています。

テスラは数日前に自主的にリコールを発令しました。

「2022年3月11日、根本原因を確認し、コンプライアンス評価を完了し、テスラが行ったテストでは不適合が見つからなかったにもかかわらず、消費者からの苦情で最初に確認されたように、影響を受ける車両に不適合がある可能性を認識し、十分な注意からリコール判定が行われました。」

テスラは、この問題を修正し、リアビュー画像表示がFMVSS 111 S5.5.3に準拠することを保証する2021.44.30のファームウェアリリースで対応する予定です。

NHTSAの連邦自動車安全基準によると、FMVSS 111 S5.5.3では、バックビュー画像の応答時間に一定のガイドラインを設けています。同庁の2021年版報告書によると、バックビューの応答時間の規格は以下のとおりです。

「S5.5.1およびS5.5.2(S6.2.1およびS6.2.2)の要件を満たすバックビュー画像は、S14.2に従って試験した場合、バックイベント(トランスミッションのギアセレクターがリバースに入れられる)の開始から2.0秒以内に表示すること。」

テスラは今年に入ってからすでに6件のリコールを発表しており、「ローリングストップ」からシートベルトチャイムまでの問題が、米国の安全規制当局の精査の対象となっています。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

このバックカメラ映像は鮮明で非常に便利なのでよく使いますが、この映像が遅延すると本当に危ない気がします。

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