テスラモデルSが記録した累計走行距離120万マイルと耐久性の検証

tesla-model-s-longest

現存するテスラ車の中で最高の走行距離をまだ現役で記録しています。

2014年式のテスラモデルS

走行距離が120万マイル近いテスラモデルSが存在するとは信じがたいですが、実際に存在します。それが以下のテスラモデルSです。

この車は2014年のモデルS P85で、これまでの累計走行距離は118万マイル、年間走行距離は約13万1000マイル(約21万km)です。あなたはこれだけの距離を運転することを想像できますか?電気自動車はあまり距離を走れないと否定的な意見の人が多いのですが、このモデルSは、EVが年間かなりの距離を走行できること、そして少なくとも世界の一部の地域では充電インフラが超長距離走行をサポートできることを証明していると思います。

2019年にイーロン・マスク氏は、当時走行距離が100万km(621,371マイル)だったこのモデルSのオーナー、ハンス・ヨルク・フォン・ゲミンゲン・ホルンベルク氏を祝福しました。それは確かな成果のように思えましたが、今日に至って累計の走行距離は以前の2倍になっています。

上の動画は、ホルンベルク氏が登場する最初の動画のひとつです。これまで、ホルンベルク氏のモデルSに関する情報の多くは、ツイートに限られていました。

撮影時の走行距離はおよそ190万kmで、ネット上では、彼に関する正確な情報はほとんどなく、古いツイートや、どうやってこれだけの距離を走らせたのかという推測に基づくものがほとんどです。私はホルンベルク氏に直接会うためにドイツに行き、彼から直接その全貌を聞きだすことができました。

ロードスターからモデルSへ

この話にはまだ続きがあります。ホルンベルク氏は以前、テスラ・ロードスターを所有していました。当時は十分な充電インフラが整っていなかったにもかかわらず、彼はどうにか40万マイル(約64万km)を走破しました。モデルSが発売された直後に購入を決めたのは、より広くて快適だったからということです。しかし、彼が購入したのは新車のモデルSではなく、購入時点で走行距離が18,641マイル(約3万km)の2014年式の中古車でした。

モーターとバッテリーの交換

初期のテスラモデルSには、リア・モーターに問題があることが知られていました。今回のテスラモデルSもはこれと同様の問題に悩まされていました。なんと、リヤ・モーターは13回も交換されており、オリジナルのものを含めると、約120万マイルの間に14台ものモーターが交換されたことになります。

交換したモーターのほとんどは実際には再生品で、これはテスラが本当の問題の原因を知らなかったことと、モーターの適切な修理方法を知らなかったということを表しています。これらの交換用モーターの一部は非常に短期間で故障しましたし、保証の対象となるものとならないものがあったということです。

また、この車両のバッテリーパックに関しては、モーターよりも良好でした。しかし、このモデルSは現在4台目のバッテリーを搭載しています。バッテリー4台で累計120万マイルということは、平均で1台あたり30万マイル(約48万km)も使えたことになります。

テスラモデルSはなぜここまで長寿命なのか

ホルンベルク氏は、モデルSを常にのんびりと運転していると述べます。一度におよそ100kmほどしか走らないそうです。そしてバッテリーの消耗と充電に関して、モデルSのオーナーは、バッテリーが20%まで落ちたら充電するようにしていると言っています。彼はバッテリーを完全に消耗させず、同時に100%充電もしません。

エクステリアやインテリアなど、車の他の面はよく持ちこたえました。残念ながら、ブレーキやタイヤなど、その他の消耗品については詳しく触れていません。

どのように長距離を運転しているのか

まず、ホルンベルク氏はすでに仕事を引退しています。彼はまた、車で世界を観光するのが大好きです。モデルSはアフリカ、モロッコ、スウェーデン、オーストリア、中国に行きました。しかし、それは始まりに過ぎないようです。このモデルSのオーナーは、モデルSがさらに多くの走行距離を記録できるように、車を運転し続け、実際にルーシッド・エアの予約を手放したいと考えているとのことです。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

テスラ関連の最新記事を毎日随時アップしていますので、過去のニュースはこちらを参照ください。

人気記事

ブレーキフルードも配管も全廃。テスラCybercabが採用した「完全ドライEMB」の構造と4輪独立制御
ソフトウェアアップデート2026.38で何が変わる? Intel搭載車へのSC構内3Dマップ開放と「ダイナミック・ヘッドライト・レベリング」の正体
なぜテスラは注文画面で大々的にアピールしないのか? パフォーマンス限定「生涯コネクティビティ」の譲渡制限と実質維持費
テスラ130kW対応の新型チャデモアダプターは買うべきか?2027年1月発売・10万円弱の費用対効果と充電口数12倍の実態
前面・側面・横転すべてで5つ星。2026年型テスラModel 3がNHTSA全試験で最高評価を獲得した骨格設計
CHAdeMOアダプター不要の時代へ。テラチャージが2028年よりNACS充電器2,500口を展開する意味
【2026年最新】テスラのおすすめカスタムロック音・施錠音サウンド集|人気ビデオゲーム・映画・アニメ効果音
【レベル4認可への最短ルート】全道路解禁を捨てたテスラAIチーム:高速道路限定FSDが日本でも実現する理由
満車時は1分100円。テスラSC「充電時間超過料金」の課金条件と5分猶予ルール、米国で進む80%混雑料金の現在地
ブラウザ埋め込みから脱却へ。テスラ・シアターの内部API改修がもたらす動画ストリーミングの高速化とサービス拡充

新着記事

新型ロードスターは3グレード展開へ。公道仕様からコールドガススラスター搭載のRocketまで判明した主要スペック
欧州テスラが年産100万台へ:ギガベルリンの現行週7500台から約2.7倍増産計画と環境認可プロセス
テスラ130kW対応の新型チャデモアダプターは買うべきか?2027年1月発売・10万円弱の費用対効果と充電口数12倍の実態
テスラ デリバリーセンター名古屋みなとが10月28日オープン:最大130台収容の東海新ハブ
ハンドルもミラーもない車内で乗客は何を見るのか? サイバーキャブが後方・側面カメラ映像を画面投影する理由
トランス工事待ちの2年をスキップ。テスラがスーパーチャージャーを前倒し開通させる「Flex Connect」の仕組み
公式ノートに書かれない「2026.32」の隠れた変更点。ブラウザ広告ブロックとシートヒーター20分自動OFFの狙い
カナダのモデル3受注停止の引き金。中国の税制改正が日本の販売価格に及ぼす影響度
テスラ・ロボタクシーがスーパーチャージャーで手動充電される理由。オースティン現場動画が明かした運用の実態
自宅に着いたらガレージを開けてミラーを畳む。テスラ最新コードに隠された車載自動化システムの活用法

※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。加えて、記事内のリンクにはアフィリエイトリンクが含まれていることがあります。また、掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。更に、運営者はテスラ株式のホルダーです。

タイトルとURLをコピーしました