販売開始は第3Q以降?ダウングレード版モデルYの目撃リーク情報

TESLA Blog
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先日開催された2025年第2四半期の決算説明会において、テスラは、より手頃な価格の新しい車の販売計画が、ついに今年後半に開始される見通しであることを公に認めました。また、シェアホルダーデッキ(決算説明資料)にも、既に6月からその生産がスタートしていることが明記されています。

販売は年内に

テスラは当初、より手頃な価格のモデルの生産は2025年前半までに開始すると発表しており、生産は開始されていますが、販売は2025年後半まで開始されないということです。

テスラは 2025 年第 3 四半期を通じて生産を段階的に増やし、2025 年第 4 四半期中にこの車を正式に発売することを目指しています。このスケジュールを達成するため、テスラはこれまで発表してきた手頃な価格のモデルに関する情報を変更していません。この車は、新しいプラットフォームから一から設計された車ではなく、人気のあるモデル Y を簡略化したダウングレードバージョンになる可能性が高いと考えられていました。

この販売時期が少しずつ後ろ倒しになったのは、トランプ大統領が進めて、イーロン・マスクCEOが非常に激しく反対したOBBB(One Big Beautiful Bill)法案により、今年の9月末まででテスラ車をはじめとするEVへの税額控除(実質的な補助金)が廃止されることが関係していると思われます。

7500ドルが購入時に割り引かれるEV税額控除がなくなると、テスラ車はその分割高になるので少なくともこの9月末納車に向けて、最も売れ筋であるモデルYの米国販売は一時的に急増することが想定されます。逆に言うとこの時期にわざわざ廉価版を発表して需要を先延ばしにするようなことは考えにくい状況なのです。

加えて、先日の決算説明会でこれまで「廉価版」と言っていたのは要するにダウングレードされたモデルYということなのだ、とイーロン・マスクCEO自ら言ってましたので、こうなることは確実だと思われます。

廉価版モデルYの目撃情報

こうした状況が判明したところで、中国において廉価版のモデルYの目撃映像がX上に流れてきました。

ハイライト

  • パノラマガラスルーフなし
  • フロントとリアにファブリックシート
  • ベンチレーションシートは廃止
新しいヘッドライト

メインのヘッドライトユニットは、通常ライトバーが設置される位置まで上方に移動しています。これは、分割ヘッドライトのデザインは採用されず、フロントライトバーも廃止される可能性があることを示しています。

新しいテールライト

リアライトの下のテクスチャード加工のシルバーのストライプが廃止され、ボディカラーで塗装されています。廉価版モデル Y には、リアに間接ライトバーが搭載されない可能性があります。

インテリア

センターコンソールは、カップホルダーの後ろで止まる新しい形状になり(おそらくサイバートラックに似た形状)、リアエンターテイメントディスプレイが廃止されています。

追加情報

シートの素材は、メキシコで販売されている安価な RWD モデル 3 と同様、テキスタイル/布製であるようです。加えてパノラマガラスルーフは廃止され、頑丈な金属製のルーフに交換されています。

今回の廉価版モデルYがどの程度の価格で販売されるかは少なくとも今年の第3四半期を待たないと判明しないと思われます。

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