テスラは、7月にショールームをオープンし、ついにインドでの事業開始に向けて本格的な動きを始めたと、ブルームバーグが伝えています。
10年越しの夢が現実に―テスラとインドの複雑な関係
テスラは、数年にわたって事業展開を試みてきたインド市場に、中国から車両をすでに輸送しており、ついにインドで事業を開始すると、新しい報道が伝えています。
テスラがインドでの事業開始を計画していることを初めて耳にしたのは、約 10 年前、2015 年に CEO のイーロン・マスク氏とインドのナレンドラ・モディ首相がカリフォルニア州のフリーモント工場で会談したときでした。
長年にわたり、両者は、テスラが最終的にインドに進出することをほのめかしてきましたが、輸入関税の問題により、テスラの試みは遅れていました。
ブルームバーグによると、テスラは中国からインドに最初の車両を輸送したと報じられており、テスラの計画に深刻な動きがあるようです。同報道によると、これらはモデルYの後輪駆動仕様であるとのことです。
モデルYとともに始動!テスラのインド戦略と今後の展望
テスラは、スーパーチャージャーの準備、車オーナーやファン向けのアフターマーケット部品やグッズの購入、米国、中国、オランダなど、さまざまな地域からのスペアパーツの調達など、発売に関するその他の準備も進めています。
同社とインド政府は、2月に米国で開催されたマスク氏とモディ首相の会談をきっかけとして、何らかの合意に達したのでしょう。

これは長い間待ち望まれていたことであり、テスラは 2024 年の自動車販売台数に電気自動車が占める割合がごくわずかであるインドの、非常に広大な市場への参入が可能になります。
この発売に関するもう 1 つの興味深い点は、この車が、これまで考えられていたベルリンのギガファクトリーではなく、上海のギガファクトリーから出荷されることです。ロイター通信などの他の報道によると、ドイツの生産施設は昨年初めからインド向けの車を生産していたとのことです。
インドは国内生産を優先する非常に厳しい政策を採用しているため、製品を市場に投入しようとする外国自動車メーカーは、非常に高い輸入関税を課されていました。しかし、インドへの投資と一定の投資および販売目標を達成することを条件として、この関税は 110% から 15% に引き下げられました。
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