テスラは定期的に従業員を対象とした四半期ごとの全従業員会議を開催していますが、昨夜は初めてこのイベントを一般向けにライブ配信しました。
この会議は主にテスラの従業員、最近の業績、そしてテスラの将来に焦点を当てたものでした。新しい情報はあまり明らかになりませんでしたが、イーロン・マスク氏が率直にチームと関わり、彼らはマスク氏と仕事をすることを心から楽しんでいるように見えたのは興味深いものでした。それでも、いくつかの注目すべき今後の展開がありました。
テスラの決算報告電話会議やその他のライブイベントと同様に、私たちは、議論されたすべての事項について、簡潔で理解しやすい要約を以下のようにまとめてみました。
ポイント
- 業務上の負傷は時間とともに減少
- 新市場への拡大を計画
- バッテリーセルの製造
- バッテリー供給拡大への投資を継続
- kWh当たりのバッテリーセルコストが他のバッテリーメーカー製品に比べて最も安価
- スーパーチャージャーネットワークは成長を続ける
- 車両の航続距離と充電速度は、ユーザーニーズと休憩に必要な時間に見合ったものでなければならない。
- スーパーチャージャーV4キャビネット、サイバートラック用500kW急速充電、テスラセミ用1.2MWメガチャージャーを今後展開していく。
- テスラは持続可能な豊かさを構築している
- 自動運転は、これを実現するための鍵となる
- オプティマスとAIコンピューティングの推進
- これは、イーロン・マスクCEOがテスラ社に課した新しいミッションの一部であるように見えますが、まだテスラ社の最新のミッションステートメントには記載されていません。
- サービスと修理体制拡大は今後も継続し、特にサービスに重点的に取り組む予定。
- サービスこそが、未来の車を売るものとなる。
- 電動超音速ジェット機を作るという可能性も
- イーロンには他にもやるべきことがたくさんあり多忙を極めていますが、テスラにはそれを実現する技術が社内にあると信じています
- テスラはマスタープランPart3にこの高層はあります。地球上のすべてのエネルギーを持続可能にし、すべての人に豊富に供給していきます。
テスラの業績

- これまで世界でEVを累計700万台も販売してきた。
- 生産開始初年度はわずか20台だったが、来年には累計1000万台へ、そして年間300万台の車両製造を実現する。
- ギガ・ベルリンでは年間66万台の車両ユニットを生産
- ギガ・上海では年間300万台の車両を生産
- ギガ・ニューヨークでは年間16万台のスーパーチャージャー用NACSアダプターを生産
- ギガ・ネバダでは1年で1万1000個のバッテリーパックを生産
- テスラセミ工場は予定通りに完成
- おそらく100万台以上の生産になる
- 将来的には何百万台もの輸送車両が自動運転になるでしょう
- 定置型バッテリー貯蔵は大きな成功を収めている
- 上海のメガファクトリーはすでに稼働中です
- これまで以上に多くのメガパックとパワーウォールが生産されています
- 新モデルY製造への短期間での切り替えは、サプライチェーン・エンジニアリングの素晴らしい成果となっています。
オプティマス

- カリフォルニア州フリーモント工場のオプティマス生産ラインはすでに稼働中です。
- 今年、最初のオプティマスがこの生産ラインから出荷されました
- そして今年、オプティマスのパイロット生産が開始されました
- 22の可動域を持つ新しい「手」と「前腕」は現在生産中です
- オプティマスの真の頭脳はクラウド上ではなく、また事前プログラムされたものでもありません
- EV(バッテリー、エレクトロニクス、デザイン、製造、FSD)から学んだことはすべてオプティマスに適用されています。
- オプティマスは史上最大の製品となると考えられます。
- オプティマスの製造は年内に5,000台、最大で10,000台に到達する見込みです。
- そして、来年には50,000台の製造を予定しています。
- 来年中頃には、オプティマスをコントロールされた環境外でも利用可能になる予定です。
- テスラの従業員は2026年末にはオプティマスを利用できるようになる予定です。
- そしてオプティマスの生産をギガ・テキサスにも拡大する予定です。
サイバーキャブとFSD

- サイバーキャブの生産ラインは完全に自律走行する予定です。
- 目標は、5秒に1台のスピードで車を完成させることです。
- 5万トンのギガキャスティングマシン – 1度に5つの鋳造を行うにチャレンジしています。
- 現在、のギガキャスティングは9,000トンの鋳造機です。
- ここには非常に興味深いエンジニアリング上の課題であると思われます
- FSD(監視なし)への進歩
- 誰も乗っていない車が有益な作業を行う(最終ラインから出荷ロットまで自動運転)
- この取り組みはギガ・テキサスで開始されたばかりです。
- FSDは人間よりも10倍安全になると考えられます。
- オートパイロット ハードウェア4(HW4)/ AI 4
- 現時点では、AI4よりも優れたものは他の市場に存在しない状況です。
- AI5やAI6を待つ必要はありません。テスラは新しいバージョンを生産し続けるでしょう。AI7、AI8などが今後出てくるでしょう。
- これから自動運転のテスラ車が至る所で見られるようになるでしょう
- 5年以内に、世界中の各国で規制当局の承認が得られるでしょう
- サイバーキャブがなくても、すでに自動運転可能な巨大な車両群があります
コーテックスとDojo

- コーテックスでAIトレーニングを実施中です。
- コーテックスは最もパワフルなスーパーコンピュータの1つ
- 50,000個のアクティブなGPUで構成されています。
- 今後、10万個のGPUを搭載したスーパーコンピュータが間もなく登場
- Dojoは現在、ニューヨークのギガとパロアルトで稼働中
- 現在、トレーニング負荷の5~10%を担い、活発に稼働中
視聴
この前十雨業員向けイベントの全編は下記よりご覧いただけます。ライブストリームは28分経過後すぐに開始します。
Q1 2025 | Tesla All-Hands Livestream https://t.co/BqvjcLQo9H
— Tesla (@Tesla) March 21, 2025
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