日産、新CEOにフォックスコン幹部を起用か?業界を揺るがす大胆な決断

TESLA News
スポンサーリンク

日産はCEO交代を検討しており、後任候補としてフォックスコン幹部の関淳氏が浮上しています。内田誠氏の業績不振やホンダとの合併失敗が背景にあり、フォックスコンとの提携や新たな戦略が注目されています。

日産とホンダの決別:合併失敗の背景とその影響

日産とホンダの決別は、両社の合併の可能性が取りざたされていたことと同じくらい予想外でした。しかし、どちらのブランドも真の50/50のパートナーシップに関心がないように見えたため、ある意味で避けられなかったことのようにも感じられました。間もなく、この取引は台湾の電子機器大手フォックスコン(鴻海精密工業)による敵対的買収を回避するためのものだという噂が流れました。皮肉なことに、日産は現在、そのフォックスコンの幹部を現CEOの後任に据える可能性が出てきています。

日産の現CEO、内田誠氏は窮地に立たされています。ホンダとの合併に失敗し、その原因は彼の傲慢さにあるとして、またゴーン氏亡き後の5年間の業績悪化について、内田氏は日産の取締役会に真っ先に責任を問われる立場にあります。

フォックスコン幹部・関淳氏とは?その経歴と実績

取締役会はすでに後任を決めているようです。登場するのは、元日産幹部で、現在はフォックスコンの電気自動車戦略を担当する関潤氏です。そう、日産の敵対的買収を狙っているとされるフォックスコンの幹部です。オートモーティブニュースの最近の報道によると、日産の取締役会は、予想通り内田氏がCEOを退任した後、関氏を起用することを検討しているようです。

オートモーティブニュースのスクープは次の通りです。

「日産は、財務状況の好転を指揮し、おそらく脱線したホンダとの合併を再び軌道に乗せるために、関潤氏を検討している。」

上記のようにこの計画に詳しい人物がオートモーティブニュースに語りました。関潤氏は、2018年のカルロス・ゴーン会長(当時)の逮捕後に日産を引き継いだ3人のリーダーの1人でした。

鴻海(ホンハイ)精密工業は台湾にあるiPhoneの製造メーカーであり、フォックスコンとしても知られ、関潤氏はこの台湾の会社の最高電気自動車戦略責任者でもあります。フォックスコンは、日産と協業し、BtoBビジネスから消費者ブランドや小売業へと多角化することに関心を示しています。

日産のCEOである内田氏は、複数の事業再生計画を実行できなかったため、退任する見通しです。ホンダとの合併協議が決裂した原因として、内田氏の改革のペースが遅かったことを指摘する声もあります。「日産は、それを推進する強力なリーダーが必要であると同時に、抜本的な行動が必要であることに気づいています」と、CEOの選考に関する話し合いは非公開であるため匿名を希望する関係者は語りました。

関潤氏は日産とは無縁ではありません。同氏は30年以上にわたり日産ブランドで出世街道を歩み続けましたが、内田氏のCEO就任に伴い、突然退職しました。関氏は、当時CEOになれなかったことが退職理由であることを否定しました。日産を退職後、自動車部品サプライヤーの日本電産(ニデック)で勤務し、その後フォックスコンに移りました。

肩書から想像できる通り、関氏はフォックスコンがEVメーカーとなる方向性を導く役割を担っています。同ブランドは長年、EV市場への参入を目指し、EVプラットフォームの試作品を開発し、フィスカー(RIP)やステランティスとさえ取引を行ってきました。フォックスコンは「EV業界のアンドロイド」になることに執着しており、その目標を達成するために、日産を吸収合併するなど、可能性のあるあらゆることをしていく考えです。

Nissan-electric-SUV-sales

フォックスコンと日産の関係:提携の可能性とその狙い

関氏を招へいすることは、日産がフォックスコンとの提携を真剣に考えていることを意味し、ホンダを含む新しい提携の一部として、という可能性さえあります。ホンダはオートモーティブニュースに対し、3社間の提携について連絡を受けていないとしながらも、その体制が望ましいものであれば必ずしも反対するわけではないと述べています。

より大きな問題は、関氏がこの役職を望んでいるかどうかです。2019年に58歳で日産を退社した際、ロイター通信に対し、日本電産への移籍は「会社を率いる最後のチャンス」だと語り、実際、日産を退社することで金銭的な打撃を受けたことを明かしています。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

テスラ関連の最新記事を毎日随時アップしていますので、過去のニュースはこちらを参照ください。

※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。また、運営者はテスラ株式のホルダーです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました