いいえ、これは現実のものではありません。しかし、検索データデータに基づくと、この想像上の電気自動車は購入者が求めるすべての属性を備えているということです。
理想のEVをデータから創造する実験
人々はクロスオーバー車を愛しています。
クロスオーバー車は米国で最も売れているモデルのひとつであり、テスラモデルYは長らく世界で最も売れている電気自動車です。こうしたことを踏まえ、英国を拠点とする保険専門会社コンフューズド・ドットコムは興味深い実験を行いました。過去4年間に人々がオンラインで検索したモデルが何であったかを基に、コンセプトカーを制作するという実験です。
その結果が「ザ・ゼニス」です。
同社は、さまざまな車両からスタイリングのヒントを取り入れ、理想の車のデジタルレンダリングを作成しました。これは、黒色のミッドサイズのクロスオーバーEVで、フロントとリアに全幅LEDライトバーを備えたモデルです。まるでリフレッシュしたテスラモデルYのようなデザインです。4ドア、リアハッチ、5人乗りの2列シートを備えています。この架空のEVのサイズは、全長4700ミリ、全幅1880ミリ、高さ62.6インチです。ホイールベースは1590ミリです。
“ザ・ゼニス”の全貌とその魅力
コンフューズド・ドットコムによると、ザ・ゼニスのデザインに影響を与えた最も検索された車は、レンジローバー、ホンダ・シビック、トヨタ・カムリ、フォード・マスタング、BMW X1でした。とはいえ、リストには600以上のモデルが掲載されています。
インテリアのレンダリング画像はありませんが、同社は理論上のトランク容量は442リットルであるとしています。性能については、検索リストに載っている車の速度を平均して割り出した結果、最高速度は時速203キロと想定されています。ブラックの外装色は、コンフューズド・ドットコムによると、昨年最も検索された色であり、月間検索数は24,000件を超えています。ホワイトは月間10,000件近くの検索があり、レッドは3,310件でした。
「ゼニスは、スタイル、性能、実用性を兼ね備えた、誰もが憧れる究極の夢のEV車です」
上記のようにコンフューズド・ドットコムの自動車専門家のライディアン・ジョーンズ氏は語ります。
これは想像力を働かせる楽しい試みではありますが、この黒いクロスオーバーが、現在道路を走っている他のクロスオーバーと似ているという事実を覆い隠すことは難しいでしょう。それは良いことなのでしょうか？私にはわかりませんが、しかし、それは確かにこの実験の目的に沿ったものです。
つまり、誰もが検索しているものに基づいて車を創造するとこのようになるということなのです。
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